★アメスポ事件簿158★

 1991年にPGAツアーに本格参戦し、その年いきなり全米プロゴルフを制して人気者となったジョン・デーリー(48歳)。男子プロゴルフ界屈指の「飛ばし屋」として名を馳せ、体重100キロを超える巨体から放たれるドライバーショットは、全盛期のタイガー・ウッズをもしのぐと言われていた。

 しかし1995年の全英オープンを制した後から調子を崩し、私生活が乱れるようになる。結婚と離婚を繰り返し、アルコールにも依存するようになってシード権を喪失。2004年には9年ぶりにPGAツアーで勝利したものの、いまだ全盛期の勢いは取り戻せていない。

 そんなデーリーが、これまでギャンブルに9000万ドル(約91億5000万円)もの大金をつぎ込んだことを告白した。この数字は税金申告書に基づくもので、1991年から2007年までの17年間で、ギャンブルで儲けた金額は3500万ドル(約35億5000万円)。つまり、損失額は5500万ドル(約56億円)にのぼるとのこと。デーリーの話によると、2006年にタイガー・ウッズにプレイオフで敗れた際は、ラスベガスに直行して5時間で165万ドル(約1億6700万円)を失ったこともあったという。

三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi