2週にわたって紹介した、『脳で感じるSEX入門』の著者であるドクター林氏による、“精力アップのための脳トレ”。
 「今週は外に出ましょう。街中のリアルな女性を見ることで、一段とハードな脳トレが可能となります」

 ちなみに、一週目では憧れの女性に優しくされることを思い描き、脳内物質の「フェネチルアミン(PEA)」を分泌させる方法、2週目では「女性の声だけ」を聞いてドーパミンを分泌させる方法があった。
 これらは自宅でできるトレーニングだが、今週は「外に出る」とのこと。つまり、道行く女性を眺め、イヤラしい妄想を膨らませればいいということか。
 「確かにこの時期は、露出の激しい女性の素肌をつい見てしまいがちですが、直接的視覚に訴えるエロスでは、脳内のドーパミンはさほど分泌されないのです」

 脳の働きはもっと複雑にできている。では、何を見るべきなのか。
 「ズバリ、仲の良さそうなカップルです。道を歩いている夫婦でも、カフェで会話を楽しんでいる男女でも構いません。女性だけでなく、一緒にいる男性のこともチェックしてください」

 男なんて見ても仕方ないと思うなかれ。
 「カップルを観察しながら、彼氏は真面目そうだけど、実は巨根の持ち主で、あの可愛い彼女は毎晩泣かされているのかもしれない…とか。逆に、清純そうな彼女が実はベッドでは女王様で彼氏を懲らしめているのかも…などを妄想するのです」

 カップルたちの“セックス模様”を脳裏に描くのだ。
 なぜ、これが脳トレになるのか。
 「見知らぬカップルであれ、男は他のオスがメスを抱いていることを想像するだけで、嫉妬心が生まれます」

 この話から思い出されるのは“寝取られ系”だ。
 自分の妻をよその男に寝取られてしまう--悔しくて悲しくて仕方ないのに、心の奥底で自分の妻が自分ではない男に抱かれている姿を想像し、性的興奮も覚えてしまう…。
 「もちろん、実際に愛する女性を寝取られたら、ショックで精力アップどころではありませんよね。しかし、この場合は見知らぬカップル。自分では嫉妬と気づかないほど軽い感情なわけです。だから、ダメージはほとんどありません」

 それでいて、潜在意識の中で、嫉妬の炎がくすぶり、性的興奮を高めていくという。
 「結果的に性欲が湧いてくるのです。さらに、別のオスに対する軽い“闘争本能”も芽生えてきます。闘争本能は男性ホルモンの分泌を促すものなので、精力的になれるんですよ」

 理屈で説明すると難しいが、要はカップルを見て彼らのセックスを妄想すれば、脳は嫉妬や性的興奮、闘争本能を持つというわけだ。
 「できるだけ自分がヤレないプレイを想像したほうがいいですね。ただし、どんなに嫉妬しようと、最後には『俺はもっとイイ女を抱いてやる』というポジティブな気持ちに持つこと。『俺なんて彼女もいない』なんて、マイナス志向になってしまっては意味がありませんよ」

 街中でイチャついているカップルをうまく利用して、己の勃起力向上に使ってしまおう!

ドクター林
 弘邦医院(東京・江戸川区)院長。『脳で感じるセックス入門』や『お医者さまが教える癒されてもっと気持ちよくなる!』など著書も多数。ED治療にも精通しており、現在、同医院では局部海綿体注入法による「ICI治療」も行っている。