大きな政治力働く?スアレスの処分が軽減される可能性浮上

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 バルセロナへの加入が決まっているウルグアイ代表FWルイス・スアレスに科されている4か月のサッカー活動禁止などの処分が、軽減される可能性が出てきているようだ。

 スアレスはウルグアイ代表として出場したブラジルW杯のイタリア戦で、DFジョルジョ・キエッリーニに対して『噛みつき行為』を働いた。国際サッカー連盟(FIFA)は直ちに処分を決定。W杯の残り試合を含めた9試合の出場停止、4か月のあらゆるサッカー活動の禁止、そして罰金10万スイスフラン(約1135万円)と重い処分を科した。FIFAは今月10日、スアレスとウルグアイサッカー協会が起こした控訴を棄却。処分を確定させた。

 しかし現在は新天地となるバルセロナがスポーツ仲裁裁判所(CAS)に処分の軽減を求めて訴えを起こしている。この訴えが通る可能性が出てきているのだ。現地メディアは処分は代表レベルのものと判断され、クラブレベルでは処分対象外となる可能性を報道。8月中旬に判決が出るとみられるが、『マルカ』は処分軽減となれば、8月後半にもチームに合流できるとしている。大きな政治力が働いている可能性は否めないが、クラブ幹部も処分軽減に自信を見せているとしている。