ツアー8勝の高又順が西山のバッグを担いだ(撮影:ALBA)

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<センチュリー21レディスゴルフトーナメント 初日◇25日◇伊豆大仁カントリークラブ(6,531ヤード・パー72)>
 新規トーナメントの国内女子ツアー「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」の初日。今季QTランキング23位の資格でツアーに参戦している32歳の西山ゆかりは7バーディ・1ボギーの“66”をマーク。首位と1打差の2位タイと好スタートを決めた。

 心強い助っ人の存在が西山の好発進を生んだ。この日の西山のバッグを担いだのは日本ツアー8勝(メジャー2勝)を誇る韓国のレジェンド高又順(コ・ウスン)。西山がまだプロ入りする前の19歳の頃から親交があるという高は今年の春頃に「1回キャディやるよ」と約束し、今大会でそれが実現するに至った。
 西山によれば、高からスイングなど技術的な指導を受けてはおらず、師弟関係を結んでいるわけではない。しかし、オフになると共にラウンドしたり、高の方から西山を誘って食事に行ったりして、これまで親交を深めてきた。「“ゆかり、ご飯行くよ!”って誘っていただいたり、本当に可愛いがってもらってます」。笑顔で話す西山からは高への強い信頼が感じられた。
 そんな2人だけに、この日のラウンドも終始笑顔でプレーを進行。14番ホールでアプローチを寄せきれずにこの日唯一のボギーを叩いたが、続く15番からは圧巻の4連続バーディを記録。後半のアウトコースに入っても4番、8番、9番と着実にバーディを重ねた西山は6アンダー“66”の好スコアでホールアウト。高と笑顔でグータッチを重ねて、初日のプレーを終えた。
 「コースマネジメントのアドバイスをいただいたり、グリーン上の読みを参考にさせていただきました」。7位タイの入った先週からショットは引き続き好調という西山だが、この日はショットで作ったチャンスをきっちりものにするパッティングが光った。
 その原動力となったのはもちろんキャディを務める高のアドバイス。「2オンしたから外してもパーだよ」「打つまでが長くて打つのが早かったよ。ルーティンが一緒だといい流れでいけるよ」。弱気になった時は背中を押し、攻め気が過ぎる時はリラックスさせる。「同じ目線に立って、同じ心で戦ってくれていました」。選手として様々な修羅場を経験してきた高のアドバイスだからこそ、初優勝を目指す西山にとってはすべてが貴重な金言だった。
 「自分を信じて頑張ります。なんでもかんでも攻めるのではなく、自分のゴルフをしていけたら。自分のプレーと高さんに教えてもらいながらやって、初優勝できれば最高です」。今季初日に首位発進を決めた「Tポイントレディス」では2日目に崩れて5位タイに終わった西山だが、心強い助っ人共に今度こそ悲願の初優勝をもぎ取りにいく。
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