23日放送、TBS「プロ野球選手の妻たち」では「“私が夫を一流選手にする”10歳年上の妻 驚きの献身」と題し、千葉ロッテマリーンズ・今江敏晃の妻、幸子さんが夫を支える様子を伝えた。

10歳年上の姉さん女房・幸子さんは、今江がまだ無名の21歳という若さで結婚して以降、チームの大黒柱に成長した今日に至るまで、常に献身的なサポートを行ってきたという。

まずは好き嫌いの多い夫に対し、工夫を凝らす徹底した食事管理だ。番組のカメラに「苦手なモノは今も出てきています」と苦笑いを浮かべた今江だったが、今では「好きではないです」と言いながらも苦手な野菜が食べれるようになっている。

また、結婚当時21歳でこれから野球で成功を目指そうとする今江に家族や生活といった余計なプレッシャーをかけないよう、幸子さんはどんな時でも「もし万が一、野球で成功できなくても全然平気よ。あなた、まだ20歳そこそこじゃない。その時はその時。野球をクビになったとしても私がなんとかするから」と言い続け、今江が野球に集中できるよう努めてきたという。

今江自身も「あなたがダメだったら私が食わせていってあげるから的なことを、本当によくその当時は言ってくれてたので僕もプレッシャーを感じず、“結婚したから頑張らないと”みたいな、そういう雰囲気にさせてくれなかったのが凄くよかった」と振り返っているが、その他にも幸子さんはキャンプや遠征で今江が長期で家を離れるような時も小さい息子を連れて今江のもとを訪れ、夫が安らげるよう子供と触れ合う時間を作るなど地道な努力を重ねてきた。

事実、結婚翌年から1軍に定着した今江は、2005年にチーム31年振りの日本一を実現、現代の“ミスターロッテ”として活躍する傍ら、小児がん患者と家族を支えるNPO法人の理事を夫婦で務めるなど社会貢献活動も行っている。

「僕も息子も両者ともかなり厳しくはなると思うんですけど、でも一緒にやれたらいいなと思います」。9歳の息子・陸斗くんと一緒にプレーしたいという夢を語った今江は、今後も幸子さんの支えにより、夢を実現する日まで現役生活にこだわるようだ。