愛知の本多宏和はデビュー以来6年の間にB級を10期、A2級を2期続け、今期待望のA1級に駆け上がった。大幅に実力をつけたのは地元・蒲郡の走りにもはっきり表れていた。

 実は4年前の10年7月から昨年10月まで、本多は蒲郡を合計212走して1着39本、2着38本の航跡しか残せなかった。2連対率36.3%、勝率5.38。ほぼ3走に1度の連絡みだったが、昨年11月から今年7月13日の航跡は、32走して1着13本、2着8本。2連対率65.6%、勝率7.41。連絡みが3走に2度近くなり、勝率が2点以上もハネ上がったのである。

 そして、多くのファンは本多がこんなに成長したとは、思いもよらなかったのだろう。配当が夢のように高かった。5月2日の蒲郡第8R、逃げて仲口博崇らを破ったレースが3連単2万8300円。翌日、5コースから塩崎優司らを差すと、これがまた3万110円。6月9日第3R、石塚久也らを4コースからまくったレースは4万6080円の大波乱だった。

 7月25日【金】〜30日【水】の「イースタンヤング」は蒲郡で行われる。新田雄史、桐生順平ら強敵は多いが、舞台が蒲郡なら狙いは本多。急成長の跡を見せてバック水面に躍り出ると、今度も高配当を疑う余地はない。

 なお、本多の次走地は8月3日〜6日の「大村一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周

◆アサヒ芸能7/22発売(7/31号)より