金正恩氏の指示に幹部が真っ向から反対、北朝鮮の政情不安定の可能性―韓国メディア

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香港メディア・大公網は23日、近ごろ北朝鮮の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記の政策がしばしば党や軍幹部から反対されており、同国における政情が不安定になっているとする韓国メディア・朝鮮日報の報道を伝えた。

北朝鮮の内部事情に詳しい人物によると、このほど行われた電力開発にかんする会議で、水力発電建設を強調した金氏に対して、幹部が原発建設こそが電力問題解決の手段と主張。金氏の逆鱗に触れて降格処分を受けたとのことだ。

また、金氏が先日軍隊によるサッカーの試合を観戦した際、金氏が会場を離れるや否や判定を不服とした選手たちが審判を集団暴行する事件が発生したという。

現体制発足後、スキー場などの大型建設プロジェクトに兵士が動員されていることに対する不満が高まったとの見方もある。ある軍の幹部が、新年に金氏にあてた賀詞のなかで建設プロジェクトに対する不満を示し、処罰された。

5月にピョンヤンで発生した23階建てアパート崩壊後、金氏が公の場で笑うシーンが国内メディアで流れたことで、国民から非難の声も上がっているようだ。

今月初めに訪朝したある外国企業関係者は「金正日(キム・ジョンイル)政権時のように上から下まで異口同音に忠誠を誓うという状況とは違う。金氏や幹部に対する不満をこぼす人が少なからずいた」と語った。

(編集翻訳 城山俊樹)