大泉洋主演作が海外映画祭へ、「ぶどうのなみだ」モントリオール出品。

写真拡大

俳優の大泉洋と、映画「しあわせのパン」の三島有紀子監督が再びタッグを組んだ「ぶどうのなみだ」が、8月にカナダで開催される第38回モントリオール世界映画祭ワールド・グレイツ部門への出品が決定した。

本作は北海道・空知(そらち)が舞台。兄のアオ(大泉洋)はワインをつくり、ひとまわり年の離れた弟のロク(染谷将太)は小麦を育てている。そんなある日、キャンピングカーに乗ったひとりの旅人が、突然ふたりの目の前に現われた。エリカ(安藤裕子)と名乗る不思議な輝きを放つ彼女は、アオとロクの静かな生活に新しい風を吹き込んでいく――。

モントリオール世界映画祭出品の朗報を受け、「喜びと感謝の心でいっぱい」と語る三島監督にとって、海外の映画祭出品はこれで2度目。長編初監督作品となった前作「しあわせのパン」は、公開翌年の2012年に第2回北京国際映画祭のパノラマ部門に正式出品にされ、物語の繊細さや演出力が高く評価された。

今回は、北海道の大自然の中でワインの醸造に励む主人公アオを演じた大泉と、ミステリアスな魅力たっぷりに不思議な旅人エリカを演じた安藤の演技力に、モントリオール世界映画祭の作品選定ディレクターが惚れ込み、今回の出品が決定したという。

8月21日から9月1日の映画祭期間中に現地入りする予定の三島監督は「この作品が海を渡って、モントリオールで世界のみなさんに見ていただけることは、監督として最上の幸せであり、同時にどこまで何が伝わるのか怖くもあります。英語タイトルはa drop of the grapevineにしてあります。“そのぶどうの木からこぼれる一雫(ひとしずく)”に込めたいろんな意味が、俳優たちの演じた繊細な心の機微によって、伝わればと願っています。北海道の大地に生きる、不器用な男と女の挫折と再生、そして家族への想いを描いた“大人の寓話”がどう受け取られるのか、とても楽しみです」と期待をのぞかせている。

また、このたび新しいポスタービジュアルも公開された。今回公開された新ポスタービジュアルでは、北海道の大自然を象徴するように、一面に広がる葡萄畑と青い空にかかる虹がとても印象的。また、その下に配置されたアオ、ロク、エリカ3人の表情には、それぞれの想いや個性が込められており、本作のドラマ感が伝わるビジュアルとなっている。

「ぶどうのなみだ」は、10月4日(土)北海道先行、10月11日(土)全国ロードショー。