<サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 最終日◇ 20日◇イーグルポイントゴルフクラブ(6,528ヤード・パー72)>
 茨城県にあるイーグルポイントゴルフクラブで開催された国内女子ツアー「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」の最終日。首位と1打差の2位から出た成田美寿々と、4打差の7位タイからスコアを8つ伸ばす猛チャージをみせたホステスプロの香妻琴乃がトータル16アンダーで並びホールアウト。18番で行われたプレーオフ1ホール目で成田がバーディを奪い、今季3勝目を挙げた。ツアー通算は5勝目。

 ホステスプロとのプレーオフ、「アウェー感がハンパなかったです(笑)」という状況で残り116ヤードのセカンドをピンに絡めバーディ。初日からプレー中に笑顔を絶やさず、貫禄すら漂うプレーで周囲を圧倒。メジャーで勝利してから、完全に一皮向けた印象だ。そして「なぜだが自己分析はできていません」と本人も分からないが、プレーオフでは3戦3勝と負けなし。賞金ランクと平均ストロークでは3位と日本人では現在最高位となっている。
 先週は「全英リコー女子オープン」に出場、決勝には進めなかったが海外での戦いの後とあって時差ボケや疲労もあった中で国内ツアーで優勝。今季のこれまでの2勝は順位のボードを見ないようにしていたが、今回は「見つつも、自分の心に波風を立てないでできたと思います」と成長を実感した。
 今季の活躍の元となったのは、昨年の「LPGA新人戦 加賀電子カップ」。藤田光里に1打及ばず2位となり、「あれは本当に悔しかった。けっこう大きかったと思います」とその悔しさをバネにオフは猛練習を行った。「オフにあれだけやって、こういう活躍ができなかったら悲しい」と練習に裏打ちされた自信と、強い気持ちで今季快進撃を続けている。
 技術的には「ショートアイアンを持たしてくれたらいいけど、ロングアイアンは…」とまだ伸びしろがあり、目標とする五輪出場に向け確実に実力を伸ばしている。賞金女王に対しては現在賞金ランク首位を走る「アンちゃん(アン・ソンジュ)を毎試合意識してやっていきたい」と話した。
 「まだメジャーも3つ残っているし、大きい大会もある。尻すぼみにならないよう、1勝2勝と続けていきたい」。後半戦もこのまま勝ち星を積み重ねられるか、笑顔と強靭なメンタルがウリのニューヒロインに今後も要注目だ。
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