すでにG大阪トップデビューのU-17日本代表MF高木が圧巻の一撃含む2発

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[7.19 国際ユースサッカーin新潟第1節 U-17日本代表 5-2 U-17セルビア代表 スポアイランド聖籠]

 すでにガンバ大阪トップチームの一員としてナビスコ杯に出場している16歳、FW高木彰人が2得点をたたき出した。まずは前半13分、味方のショートカウンターに素早く反応。FW長沼洋一のスルーパスを受けると右足で先制ゴールを突き刺す。「(敵陣でボールが)取れそうだったんで、前へ行ったらチャンスかなと思って行ったら出てきた。(ファーストタッチが)いいところに止まって、相手の逆を突いてシュートを決めて、落ち着いて獲ることができた」。

 チームを勢いづけるゴールを決めた高木はその後、やや運動量を欠く時間帯もあったが右サイドの崩しに参加し、PA付近で中央へ切れ込んでシュートを放つ。声でも前線の選手に積極的に指示を出し続けていた。そして3-1の後半31分、中盤で前を向いたMF鈴木徳真からのパスをPAで引き出すと、浮き球をジャンプしながら胸コントロール。落下したボールを左足で叩く圧巻の一撃でリードを4点とした。「チームでボール保持者がフリーになったらタイミングよく出ていけというのがある。それができたかな、と。あとは自分でもちょっとびっくりしています」。野性味あふれるダイナミックなゴールに自身も驚いていた。

 何よりも「チームでああいう感じで練習していたのでそれが出たので良かった」と喜んだ2点目のシーン。高木は中学時代、ガンバ大阪ジュニアユースのエースとして史上初の中学年代3冠獲得に貢献し、ガンバ大阪ユースでは2年生ながら高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグWESTの得点ランキング首位(7月18日時点)だ。ただドリブルすれば単独でも相手DFを切り裂くことのできた中学時代と高校、国際舞台、そしてプロの世界はレベルが違う。その中で磨いてきた動き出しの質、周囲との連係、そして武器でもある豪快な動きも含めて2ゴールを決めた。まだまだボールに絡む回数、守備面など課題はある。だが今大会、東京五輪世代の10番を背負う注目MFは「この大会はこのままの勢いでいい形で終われたらなと思います」という大会で幸先のいいスタートを切った。

[写真]前半13分、U-17日本代表は高木が右足で先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)