By Yun Jie Dai

Appleが2014年度初頭に行った業績発表によると、日本におけるiPhoneのシェアは69%に及んでいるとのことでしたが、Jackdaw Researchが作成した2001年〜2014年までのiPhoneiPadiPod・Mac・アクセサリー類ごとの収益チャートが発表され、iPhoneがAppleにとっていかに重要なデバイスであるかが一目瞭然になっています。

Chart: Apple's Revenue - Business Insider

http://www.businessinsider.com/chart-apples-revenue-2014-7



以下が2001年〜2014年までのデバイスごとの売上げを折れ線グラフ化したもの。2007年に発売されたiPhoneはずば抜けた収益を見せており、グラフは急角度で右肩上がりです。その他のコンテンツとは約2倍〜10倍近くまで差をつけていることがわかります。



iPadも一時はiPhone並みの勢いを見せますが、2012年ごろから停滞している様子で、2001年に発売されたPowerBook G4から2014年現在のMacBookシリーズやiMac、Mac Proへと変貌を遂げてきたMacは、iPhoneほどの急成長ではないものの継続的な収益の上昇を続けています。

また、iTunesやソフトウェアの売上げを堅実に伸ばしてきており、2014年時点ではMacの収益と同程度のレベルまで上昇しています。2013年にApp Storeで1兆円超の売り上げを達成したと報じられていましたが、アプリや音楽データの販売もAppleの重要な収益コンテンツとなりつつあるのかも。

iPodiPhoneの勢いに反比例して年々収益が下がっており、最終的にはPC周辺機器・アクセサリーと同程度まで落ち込んでいます。一時は爆発的に流行したと印象のあるiPodですが、グラフで見ると最高時でもMacの収益を少し追い越しただけなのは意外なところ。



By Brian Fitzgerald

なお、「iPhone 6」と呼ばれる新型iPhoneは2014年秋にも登場すると言われています。iPhoneはAppleの収益の大半を担っているわけですが、失敗が許されないデバイスとなっているため、同じく秋頃に発売が予想されているiWatchなどで一強状態を崩せるかどうかがAppleの命題となっています。