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花粉の飛散量が多い時期は、花粉症に悩む人にとって本当につらい。なんとか鼻みずや鼻づまりを改善させるべく、毎日鼻うがいに取り組んでいる人もいるだろう。ただ、鼻うがいの効果的なタイミングや、適正な頻度をちゃんと理解した上で実践している人となると、その数はかなり減るかもしれない。

そこで、鼻うがいの関連製品を販売している小林製薬のマーケティング部 外用剤グループ・亀井枝里子さんに聞いてみた。

○鼻うがいはしすぎてもダメ

――鼻うがいをするのに適したタイミングはいつですか

「弊社が販売している『ハナノア』ですと、朝の起床時と帰宅時に使うのが有効です。一日に1〜2回使用されている方が多いですね。朝は主に寝ている間に鼻の奥にたまった鼻水などを洗い流すことで鼻通りがよくなると思いますし、帰宅したときは外で吸い込んできた花粉やほこりなどを洗い流せるというメリットがあると思います」。

――あまり何度も神経質に鼻うがいをする必要はないということですね

「あまり洗いすぎてしまうと、鼻の粘膜の表面の粘液を洗い流してしまうので、それによって逆に刺激に敏感になるということも考えられます。手も洗いすぎると乾燥しますよね。体全般に言えることですが、人の自然の防御作用が粘液などで担保されている以上、洗いすぎるとバリアー機能が損なわれる恐れもあります。そのため、鼻うがいは1日に2〜3回が適正ではないでしょうか」。

○花粉症の発病率は国民の3割というデータも

同社の鼻うがい関連製品「ハナノア」はここ数年、堅調に売り上げを伸ばしており、昨年までは対前年比120%で推移。同製品は洗浄器と洗浄液がセットになったものと、詰め替え用の洗浄液のみのタイプが販売されている。特に詰め替え用の洗浄液は、花粉量に関係なく毎年10%ずつ売り上げが伸びているそうで、「一度使っていただいた方のリピート率が高いと考えています」と亀井さんは話す。

全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした「鼻アレルギーの全国疫学調査」(2008年)によると、花粉症全体の有病率は全国で29.8%にものぼるとの報告がされている。すなわち、全国1億3,000万人のうち約4,000万人以上が花粉症であると推計できる。

この数値を鑑みると、立派な「国民病」のひとつと言っていいであろう花粉症。正確な知識や方法による正しい鼻うがいをすることによって、少しでも快適な日々を送れるようにしよう。

記事監修 / 亀井 枝里子

小林製薬 製品開発・マーケティング 統括本部 薬粧品事業部 マーケティング部 外用剤グループに所属。

(栗田智久)