社会人の必需品!―目薬のアレコレ「さした後、目をパチパチはNG」

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皆さんは目薬は常備していたりしますか? 目を酷使するデスクワークの人は特に手放せなかったりするのではないでしょうか。さて、そんな目薬ですが、どんなさし方が正しいのか、そして間違っているのかご存じですか?

今回は目薬のさし方や保存の注意点などをご紹介します。

■パチパチしちゃ駄目! 目薬の正しいさし方

目薬は誤ったさし方をすると効果が十分に発揮されません。ですので、あらためて正しいさし方をご紹介しましょう。

と言っても、特に変わったことはありません。皆さんの多くが普段やっていらっしゃるように、片方の手で下まぶたを引いて、もう片方の手で目薬を点眼するだけです。ただし、注意しないといけないのが、容器を目の表面やまぶた、まつげに触れさせないようにすること。

容器が涙や目やにとともに雑菌を吸い込んでしまい、目薬が汚染されてしまいます。また、目薬をさすときは手も清潔な状態にするよう心掛けましょう。

点眼した後は目薬が涙点からのどの方に流れていかないよう、しばらくまぶたを閉じたままにしたり、目頭を軽く押さえましょう。目からあふれた目薬は清潔な布などで拭き取ります。よく目薬をさした後、目をパチパチと開け閉めする人がいますが、あれは誤った方法です。

目薬が目頭に集まり、涙点から流れていってしまいます。

目薬の点眼量も数滴で十分です。目薬がたまるまぶたの下の袋は小さいので、多く目薬をさしてもほとんどが流れていってしまいます。

■湿布と一緒の保管はNG!

目薬の保管方法ですが、直射日光の当たらない、なるべく涼しい場所に保管するようにしましょう。よく「冷蔵庫に保管してもいいのか」といった話がありますが、内容液が凍らない状態なら問題ないようです。

救急箱などで他の薬と一緒に保管する場合、気を付けないといけないのが「湿布薬」などにおいのあるもの。目薬と一緒に保管すると、湿布薬などの芳香成分が吸着する可能性があるそうです。可能ならば別にして保管するといいでしょう。

また、目薬の容器の中に白い浮遊物や汚れなどがあった場合は絶対に使わないようにしましょう。浮遊物は誤って吸い込んでしまった目やになど。また雑菌が繁殖して濁っている場合もあります。使用期限なども説明書にある期限を守りましょう。

疲れ目やドライアイなどの対策に、社会人にとっては必需品である目薬。正しい使い方や保管方法を守って、しっかりと目をケアしていきたいですね。

作成協力:参天製薬株式会社
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/

(中田ボンベ@dcp)