Googleは同社が提供するSNS「Google+」の運営方針の転換を発表し、従来の実名主義を撤廃してハンドルネームなどの匿名での利用を解禁することを明らかにしました。

When we launched Google+ over three years ago, we had a lot of restrictions on…

https://plus.google.com/+googleplus/posts/V5XkYQYYJqy



この変更はGoogle+の公式アカウントで明らかにされたもの。従来は原則として実名およびYouTubeのアカウント名での利用に制限されていましたが、ここにきてGoogleは方針を転換、その制限を撤廃することを明らかにしました。

Google+チームでも、従来の実名主義によってサービスの利用を躊躇するユーザーの存在は認識していたようで、発表コメントの中では「実名主義は実在の人物によるコミュニティの形成に役立つものでしたが、一方でそれを嫌うユーザーを遠ざけることになっていました」と語られています。

これまでにも半ば裏技的にハンドルネームを用いるユーザーが存在していたことも事実であり、運営方針と実情の不一致が見られることに疑問を感じていたユーザーも少なからず存在していたようで、Google+チームでは「これまでにユーザーにおかけした不便をおわびしたい」とコメントしています。

SNSの実名主義に拒否感を感じる人も多い中、同じく実名主義を貫いてきているFacebookは広く普及しているのも一方では事実。今回のGoogle+の方針転換でどのような影響が現れるのか、興味深いところです。