14日放送、TBS「2014FIFAワールドカップ」には、横浜FC・三浦知良がゲスト出演。日本サッカー界のキングが1分2敗で終わった日本代表のW杯を振り返った。

「やっぱ難しいですよね」と切り出したカズは「W杯で戦う戦い方。理想のサッカーはなきゃいけないし、それを追い求めるっていうのはやってかなきゃいけない。でもW杯は自分達のサッカーを披露するところではなく3ポイントを獲りにいくところだってブラジルなんかでも言ってます」と語った。

試合後、代表選手達が口にした“自分達のサッカーができなかった”という発言について、言葉を続けたカズは「ブラジルや色んな実績のある国でも自分達のサッカーをやらせて貰えない。そういう時にどう戦うか。経験もそうですけど、その時に守って勝ちきるぞとか。3ポイント獲る、1ポイント獲る。ポイント獲るのがW杯。自分達のサッカーを披露する場ではないっていう厳しい言い方をする人も多いです」とも――。

それでも、「理想は絶対なきゃいけないと思います」というカズは、「でも世界に出るにはそれだけでは戦えない。ポイントを獲っていけない。考えみて下さい。ギリシャも日本も2点ずつしか獲っていない。でも(決勝トーナメントに)上がったのはギリシャですから。そういうことも考えていかないといけない。どうしてそうなのか」と呼びかけると、今後日本がやるべきことを「Jリーグをレベルアップしていかないといけない。すぐによくなるわけじゃないし積み重ねでやっていかないといけないし、ジーコも言ってましたけど何年もかかる。それを続けて信じてやっていく」と語った。