タイ遠征を行っているU-16日本代表は13日、U-16タイ代表と国際親善試合を行い、4-4で引き分け。その後行ったPK戦は3-4で敗れた。

 前半、2点を先取されたU-16代表は29分からFW堂安律(G大阪ユース)、FW安井拓也(神戸U-18)、MF菅大輝(札幌U-18)が3連続ゴールを決めて逆転。だが40分に追いつかれると、後半、堂安のこの日2点目となるゴールで突き放しながらも再び追いつかれてしまった。

 今秋にタイで開催されるAFC U-16選手権(U-17W杯アジア最終予選)を想定して行っている今回のタイ遠征。勝てばU-17W杯出場の決まるAFC U-16選手権準々決勝とグループリーグ3試合を想定して中1日で計4試合を組んでいる日本だが、これで3試合の成績は1勝1分1敗となった。

 JFAによると、杉浦は「絶対に勝たなければならない状況で引き分けに終わりとても悔しい思いをしました。0-2から4-3とリードした後に追い付かれてしまい、相手の息の根を止めることの重要さを思い知らされました」と語り、「個人としては攻守における運動量を増やすこと、チャンスを確実に決める、という課題と向き合い向上していきたいと思います」と誓っていた。

出場メンバー

GK:鶴田海人(78分→原田岳)

DF:阿部雅志(68分→梶山幹太)、西本卓申、森下怜哉、藤本寛也

MF:渡辺皓太(60分→下口稚葉)、菅大輝、田中碧(84分→佐々木匠)

FW:堂安律(80分→小野湧哉)、安井拓也、杉浦文哉

控え

GK:大迫敬介

FW:崎村祐丞、石川啓人、渡邊陽

以下、JFA発表のコメント

●吉武博文監督

「AFC U-16選手権の決勝トーナメント1回戦で世界への切符をかけて対戦する可能性のあるタイ代表との試合が今遠征第3戦目でした。4得点を取れたことは大いに評価できますが、4失点は今後の大きな課題となりました。失点の原因としては、ボールの失い方がよくないこと、また、相手のカウンターを粘り強く阻止できない単発な守備がその要因でした。攻撃に関してもボールは保持するがテンポが非常に遅いことや、中盤に出来たスペースを有効に使えず、くさびのボールが入っても前を向けない、という課題が残りました。0-2から追いついたことは評価できますが、3-2や4-3とリードしたにも関わらず、精神的な主導権を感じない大局観のなさはやはり課題として残りました」

●安井拓也(ヴィッセル神戸U-18)

「今日は「負けたら解散」という設定で試合に臨みました。勝ちきれなかったことは残念でしたが、引き分けという最低限の結果を出すことはできました。試合内容についてもボールを保持することができ、またポジショニングの取り方が理解できたことは個人的には大きな収穫でした。残りわずかな滞在になりましたが最後まで楽しみたいと思います」

●杉浦文哉(名古屋グランパスU15)

「絶対に勝たなければならない状況で引き分けに終わりとても悔しい思いをしました。0-2から4-3とリードした後に追い付かれてしまい、相手の息の根を止めることの重要さを思い知らされました。個人としては攻守における運動量を増やすこと、チャンスを確実に決める、という課題と向き合い向上していきたいと思います」

●鶴田海人(ヴィッセル神戸U-18)

「タイ代表との試合は4-4の引き分けでした。4得点しましたが、4失点を許し、もっとディフェンスラインでコミュニケーションを取り、ピンチを未然に防ぐことが重要だと感じました。同時に個人の課題はポジショニングがニア寄りになってしまったり、もっと足を運んでダイビングすべきだったと反省してます。PK戦も相手のシュートを手に当てているのに枠の外に弾き出せなかったことや先読みして飛んでしまったことを今後改善していきたいと思います」