台風9号は、温帯低気圧に変わりながら日本海を進み、9日午後には北陸に近づくでしょう。あすの午後からは、暴風や高波に警戒し、雨の降り方に注意して下さい。

台風9号は次第に温帯低気圧となり気圧は更に低下! 主な影響は?

台風9号は9日午後には日本海で温帯低気圧に変わるでしょう。その後は、低気圧として発達しながら日本海を北東に進む見込みです。
注目ポイントは、台風の時よりも中心気圧が更に下がり発達するということです。台風が低気圧に変わる場合、「台風熱帯低気圧に弱まる」の表現は正しいと言えますが、「台風が温帯低気圧に弱まる」の表現は誤った考え方となってしまうケースがあり、再発達してむしろ強風域が広がるケースもあります。今回のケースもこれに該当し、注意・警戒が必要です。

9日午後から高波・暴風に警戒 雷・大雨にも注意!

北陸地方では、台風台風から変わる温帯低気圧に伴う湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。9日から11日頃にかけて、雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があり大雨となる所もある見込みです。土砂災害に注意・警戒し、低い土地への浸水、河川の増水など、雨の降り方には十分注意して下さい。
海上は、9日夜のはじめ頃からしけとなり、10日頃は大しけとなる所がある見込みです。11日頃にかけて、うねりを伴う所があるでしょう。風も9日から次第に強くなり、11日頃にかけて海上を中心に暴風となる所がある見込みで要警戒です。
また9日は、南よりの風が強まり、山越えの気流が風下で昇温するフェーン現象が発生する見込みです。気温が高くなる所があり、農作物などの温度管理や熱中症への対策など健康管理をしっかりなさってください。
*最新の気象情報を確認して下さい。