「勃起や射精を司るのも、全て『脳』の働きによるもの。つまり、脳が活性化することで精力アップにも繋がるのです」
 こう語るのは『脳で感じるセックス入門』の著作などがある弘邦医院院長のドクター林氏だ。

 ちなみに“セックスをすると賢くなる”というのも、すでに医学的に実証されている。
 「アメリカの名門・プリンストン大学のエリザベス・ゴールド教授らがまとめた論文『SEXと脳の関係』によると、セックスを頻繁に行っている男性ほど脳が発達して、記憶力が増す可能性があると指摘しています」

 ならば、その逆もしかり。脳が活性化すれば精力も強くなる、というのが林氏の持論なのだ。
 「実際、アルツハイマーなどの『脳』の病気にかかると、性欲や精力が減退するといわれています。確かに、触覚や嗅覚も脳が司っていますからね。それらの働きが妨げられてしまうと、性的な興奮も失せやすいのです」

 もっと簡単にいえば、我々は働き詰めで頭が疲れきっているときは、セックスする気力もわかない。たとえ性欲はあっても、頭がよく回転していなければ“女性を抱く楽しみ”もさほど味わえないはずだ。

 そこで今週からは、「精力アップのための脳トレ」を、ドクター林氏に伝授してもらうことにした。
 「まず肝心なのは、イメージトレーニングです。この場合、ずっと抱きたいと思い描いている女性の姿を脳裏に描くことから始めます。ただし、いきなり裸を想像してはいけません」

 もし、憧れの女性の写真があれば用意しよう。そして、着衣の彼女を眺めながら(妄想でも良い)、
 「彼女の匂いや声も想像するのです。さらに彼女が、自分に向かって優しく微笑んでいる表情を浮かべてください」

 すると、安堵に似た幸福感や、トキメキを覚えるだろう。この時、あなたの脳には、『フェニルエチルアミン(PEA)』という脳内ホルモンが分泌されるという。
 「PEAは別名、“媚薬ホルモンと”呼ばれ、女性がオーガズムに達する時にも大量に分泌されるのです」

 ウットリとした感覚に陥ったら、徐々に彼女の衣服を脱がしていこう。
 「ここで重要なのは、妄想の中で、アナタ自身の手で彼女の服を脱がしていくこと。後ろからでも前からでもOKです(笑)」

 なぜ自分の手なのか。その理由はこうだ。
 「脳は何らかの“行動”で喜びを感じたときに、ドーパミンを放出するんです。だからこそ、自分の手で脱がせるという“行動”が必要なのです」

 ドーパミンが分泌されると、五感も鋭くなる。一段と妄想の中の彼女が“リアル”に感じられるというわけだ。
 「オナニーを始めるなら、ドーパミンがしっかり溢れた状態からスタートします。そのほうが“脳で感じるオナニー”となるので、結果的に脳が活性化されて精力アップに繋がるのです。オナニーをする元気がなければ、そのまま眠ってしまう。すると、オキシトシンという幸福ホルモンが脳内に分泌されて、幸せな気持ちで眠れます」

 翌朝目覚めれば、頭もスッキリ、アッチも元気! さあ、脳トレを始めよう!

ドクター林
 弘邦医院(東京・江戸川区)院長。『脳で感じるセックス入門』や『お医者さまが教える癒されてもっと気持ちよくなる!』など著書も多数。ED治療にも精通しており、現在、同医院では局部海綿体注入法による「ICI治療」も行っている。