長友佑都 (撮影/岸本勉・PICSPORT)

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W杯ブラジル大会グループリーグ第3戦、コロンビアに1-4で敗れ日本のW杯が終わりを告げた翌日、記者会見に姿を見せた長友佑都は「ちょっと外れていいですか?」というと、席を立ち涙を流した。

すると9日放送、日本テレビ「2014FIFAワールドカップデイリーハイライト」では「涙に隠されたスゴイ覚悟」と題し、長友の中学サッカー部時代の恩師・井上博氏のコメントを伝えた。

中学時代は荒れており、練習をさぼってはゲームセンターで遊んでいたという長友。そんな彼の首ねっこを捕まえて無理矢理部活へと引き戻したのが井上氏であり、井上氏がいなければ今の長友はなかった。

W杯後、長友と直接話をしたという井上氏は「“本当にお世話になりました”と。“思うような結果が出なくてすいません”と。でも、いつものああいう元気さはなかったですね」と切り出すと、長友の涙について「ああいう感情を出して、もう一回自分で受け止めて次に向かう覚悟の涙だったんじゃないかな。この悔しさで終わる男やないんで」と語った。

そんな長友の覚悟を「バロンドールを獲ると。ヨーロッパの最優秀選手になると」と代弁した井上氏。「そのためにはもっと攻撃的に。もっと自分がフィニッシャーというか、ゴールに向かってシュートで終わる。そういうスタイルを4年間で磨くんじゃないかな。長友佑都が試合を決める」と期待を寄せた。