映画『シュトルム・ウント・ドランクッ』より

写真拡大

山田勇男監督の映画『シュトルム・ウント・ドランクッ』が、8月16日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。

【もっと写真を見る】

大正11年に中浜哲と古田大次郎によって結成された実在の無政府主義結社「ギロチン社」の誕生と終焉を描いた同作。酒と女に溺れながら大企業への恐喝により資金を獲得し、テロ行為を企てるギロチン社のメンバーたちが、関東大震災と大杉栄の虐殺を機に国家への復讐を試みる姿と、その全てを見張る謎の女・松浦エミルの想いを描く。

主人公のエミルを演じるのは中村榮美子。中浜役を寺十吾、古田役を廣川毅が演じるほか、吉岡睦雄、佐野史郎、流山児祥、あがた森魚らが脇を固める。さらに、天野天街、つげ忠男、うらたじゅん、ジンタらムータ with 黒色すみれ、白崎映美、原マスミ、シバ、宍戸幸司、知久寿焼、坂本弘道、黒田オサムらがゲスト出演する。監督は、映画『アンモナイトのささやきを聞いた』や、つげ義春原作の『蒸発旅日記』の監督のほか、漫画家、装丁家としての顔も持つ山田勇男。

なお、タイトルの「シュトルム・ウント・ドランクッ」は、ドイツで18世紀後半に起きたゲーテを中心とする革新的文学運動の名前として用いられた「疾風怒濤」を意味する言葉。同運動では、理性中心の啓蒙主義に反対し、自然・感情・天才を重んじたという。