「肘祭り」はどうやって生まれた?【流れ星の“雑草”ヒストリー】Vol.2
 昨年末、THE MANZAIで敗者復活戦からの決勝進出を果たし、強烈なインパクトの「肘祭り」ネタで大ブレイクした流れ星。7月2日(水)には新作DVD・ベストネタライブ「回帰」を発売し、8月からは全国ツアーをスタートさせる。

「流れ星ってだれ?」という人も、「あぁ! あの肘神さまね!」という人も、「ツアーのチケット買ったよ!」という人も(東京公演は発売開始5分で完売)、彼らの軌跡と素顔を知れば、流れ星をもっと好きになること間違いなしだ。

⇒【Vol.1】今年もTHE MANZAIに出ます! http://joshi-spa.jp/110079

◆「肘祭り」はどうやって生まれた?

――漫才のネタは瀧上さんが作っているんですね、ちょっと意外でした

瀧上:僕が主な骨組を作って、ちゅうえいが歌とかギャグを考える感じですね。THE MANZAIでやった肘祭りのネタだったら、『田舎にあるヘンな祭りの歌、作ってよ。体の部位を使ったヘンな歌』みたいに。

ちゅうえい:そういう発注が来ると、そこからちゅうえいが動き出しますね。

瀧上:ちっちゃい町工場なんですよ(笑)。

ちゅうえい:こいつ、リピーターなんです。なんでいつも俺に発注してくんのかなって思ってますね。

――「体の部位」の中でも、どうして“肘”になったんですか?

ちゅうえい:とくに理由はなくて、たぶん、上から順番に探していったら肘になった感じですかね。

瀧上:上から順って、結構、早めの段階ですね(笑)。

ちゅうえい:歌詞も最初は、『冬になると粉を吹き出す肘』っていうのがあって。……これ幻の歌詞なんで、お得ですよ。

瀧上:お得って、どっから目線で喋ってるんだよ(笑)。

ちゅうえい:……ミュージシャン。

◆ポッキリ折れて”正統派”をやめた

――DVDも発売して、ツアーも始まって、これからどうしていきたいですか?

ちゅうえい:前回のベストネタライブで一区切りついたというか、今までやってきたことは間違っていなかったんだと確認できたので、次からは新しいステージ。今までやってきたバカなネタを変えて、もっとバカなネタにしたいです!

瀧上:違う方向へ行くなんて無理やから、今までやってきたことをより濃くしていく作業になると思います。

――すごく洗練されたネタが多いので、正統派な方に行きたいのかなと……

ちゅうえい:バカな方にいきたいよな。

瀧上:うん。

ちゅうえい:どっち行きたい? ちょっと天秤かけてみ、お前も。

瀧上……テテテーン テテテーン テテ天秤ちゃん! この顔どっちに置こう? こっちかな? こっちかな? こっちかな? 天秤ちゃん!

ちゅうえい:えっと……。

瀧上:共倒れじゃねーか(笑)。

ちゅうえい:うん、一緒に死のう。

――(笑)……バカな方に行きたいというのは、一発ギャグを増やしていくとか?

ちゅうえい:ギャグという形なのかは分からないんですけど。

瀧上:きっかけは、第一回目のTHE MANZAIなんです。M-1グランプリがずっとダメで、満を持してTHE MANZAIがスタートするっていうとき、絶対、決勝へ行く気満々だったのに、どうにもならなかったんですよ。決勝にも行けず、敗者復活戦にも引っかからず。そこで俺ら折れて。とくに俺が折れちゃって。

 それまで『漫才師だ!』みたいに思ってたのが、ポッキリ折れたんですよ。その次の日に、ちゅうえいに『もういい。もうバカなことやってこう』って言って、ギャグを盛り込んでやり出したら、ナイナイさんの『おもしろ壮』に出させていただいて。そこからっていう感じなので、今の僕らのスタイルが出来上がったのは、正統派じゃなくしてからなんですよね。

ちゅうえい:M-1が終わる前くらいから、『ギャグがあるんやし、漫才に入れてこい』って先輩からアドバイスいただいてて、俺もそうした方がいいんじゃない?って言ってたんですけど。その時はこいつが、ちゃんとしたネタをやろうっていう考えだったので、全然話を聞いてくれなかったんですよ。『お前のギャグ入れよう』って言われた瞬間、『まじか……』って真剣に言いながら、めっちゃニヤってしてました(笑)。

⇒【Vol.3】に続く「ツッコミが作るギャグ、ボケが作るギャグの違い」 http://joshi-spa.jp/110086

●流れ星 ベストネタライブ「回帰」DVD&単独ライブツアー維新(番組HP):http://www.bsfuji.tv/nagareboshi/
●DVD発売記念ニコ生SP:7月2日(水)21:00〜22:00
http://live.nicovideo.jp/watch/lv184180566

<TEXT/尾崎ムギ子>