W杯のベスト4にはブラジル、アルゼンチン、ドイツ、オランダが勝ち上がった。

 いうまでもなく、これらはいずれもW杯で輝かしい成績を残してきた国だ。ブラジルは過去7回決勝に残り、最多となる5回の優勝を誇る。ドイツも7回決勝に進出し優勝は3回、アルゼンチンは決勝進出4回で優勝2回、オランダは優勝こそないものの3回の準優勝がある。豊富な経験値から、W杯の勝ち方を知っているわけだ。

 準決勝の対戦カードが、ブラジルvsドイツ、アルゼンチンvsオランダと、ともに南米と欧州の対決となったのも興味深い。大会のヒーローになると目されていたブラジルのエース、ネイマールが骨折で出場できなくなったのは残念だが、W杯の戦い方を知り抜いた強豪の対決は見ごたえのあるものになるだろう。実に楽しみである。

アメリカでプロスポーツと言えば
アメフト、バスケ、野球、アイスホッケー

 ところで今大会では注目したいトピックがあった。アメリカ代表の健闘に全米が盛り上がったという話題である。

 アメリカはグループリーグ第1戦でガーナに2−1で勝利し、第2戦でポルトガルと対戦、2−2と引き分けたが、このポルトガル戦のテレビ中継の全米視聴者数がサッカー中継史上最多を記録したという。スポーツ専門局ESPNで観た人は1820万人、同時中継されたスペイン語放送局では650万人、合わせて2470万人が観たわけだ。昨年のMLBワールドシリーズ全6戦の平均視聴者数は1490万人、今年6月のNBAファイナル全5戦の平均視聴者数は1550万人だ。

 アメリカでナンバー1の人気を誇るNFLの王者を決める2月のスーパーボウルの視聴者数1億1150万人には遠く及ばないものの、野球とバスケットボールには注目度で上まわったのだ。また、各地に設けられたパブリックビューイング会場には多くのサポーターが集結し「USA! USA!」と声を合わせて熱烈応援。大変な盛り上がりだったという。

 プロスポーツ大国アメリカで人気が高いのはアメリカンフットボール(NFL)、バスケットボール(NBA)、野球(MLB)、アイスホッケー(NHL)というのが通り相場だ。そのため4大プロスポーツとも言われている。サッカーにもプロのメジャーリーグサッカー(MLS)があるが、テレビ中継の視聴者数は大きく水を開けられていた。だが、今大会はサッカーに注目が集まり、視聴者数で野球、バスケット、アイスホッケーを抜いてしまったのだ。

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