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資生堂はこのほど、「ツバキ」の花の香気成分を配合した香りに気分・睡眠不調を緩和する働きがあることを確認し、7月3・4日に開催された「日本睡眠学会 第39回定期学術集会」で研究結果を発表した。

ツバキは、東日本大震災の被災地である岩手県大船渡市を代表する花。同社によると、被災地では震災後3年経過した現在も「不安な気分」「よく眠れない」といった気分や睡眠の不調を訴える人が多いという。

同社は、30年以上にわたって香りの生理・心理効果である「アロマコロジー」の研究を行っているが、このほどこの技術を生かし、被災地の人々の協力のもと、「香りによる気分・睡眠不調」についての調査を実施した。

調査は、岩手県大船渡市在住で気分や睡眠の不調を感じている30人を対象に行った。使用するのは、リラックス効果を有する香気成分や伝承的に睡眠不調に用いられてきた香気成分に加え、岩手県大船渡市を代表する「ツバキ」の花の香気成分を配合したもの。

調査では、30人に香気成分を配合した化粧水状の試作品を就寝前に2週間使用してもらい、気分や睡眠の状態を調べた。その結果、状態が有意に緩和し、さらに睡眠全体、夜間睡眠状態、朝起床時気分、朝起床時体調のいずれも良いスコアとなっていることが分かった。また、「香りを嗅(か)ぐことですぐに寝られるようになった」「気持ち良く目覚められた」「ぐっすり眠れた」などの声も寄せられたという。

同社では、「今回の結果は香りが気分や睡眠の不調改善に寄与できる可能性を示したものであり、今後も香りの効用に関するアロマコロジー研究を継続していく」としている。

(フォルサ)