ホールアウト後、長嶋茂雄氏から激励された(撮影:米山聡明)

写真拡大

<長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 3日目◇5日◇ザ・ノースカントリーGC(7,050ヤード・パー71)>
 連日強風が吹く中、石川遼が優勝戦線に浮上した。国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の3日目。2アンダー11位タイからスタートした石川は上がり4ホールで3バーディを奪うなど、スコアを4つ伸ばしてトータル6アンダー。首位と2打差の単独3位で最終日を迎えることになった。
フォトギャラリーで石川遼の今日のプレーを振り返る!
 「スコアをいくつ伸ばすかというより、いくつ落とすかという危ないゴルフ」。この日のラウンドを振り返った石川は自分のゴルフをこう称した。スコアの上では、前半から2バーディ・ノーボギーと着実に伸ばしていった印象だが、その実、ティショットを乱してボギーのピンチを招くこともしばしば。この日はアプローチ・パットでしのぐ場面が多く見られた。
 それでも、終盤の15番では「気持ち良く振れた」とドライバーに好感触。結果としては右のバンカーに打ち込んだが、そこからピン手前2メートルに寄せてバックナイン初バーディを奪取。さらに17番でセカンドをピン1メートルにつけてバーディとすると、最終18番では4番ウッドを振り抜き、ボールをグリーン奥のエッジまで運ぶことに成功。この日から会場に駆けつけ、18番グリーン脇のテントで観戦していた“ミスタープロ野球”長嶋茂雄氏の目の前でバーディフィニッシュを果たし、トータル6アンダーでホールアウトした。
 結果としてタフなコンディションの中でスコアを伸ばして順位を上げた石川だが、「内容が伴わなかった」と自身のゴルフに対する評価は厳しい。この日は、朝の練習では全く出なかったというドライバーの右へのミスが目立ったこともあり、「試合でいいスイングができないと…練習場で10球いいスイングをするより、コースの1球が大事なんです」と不満を口にした。
 しかし、2012年以来となるツアー優勝を目指す上で現在の位置は決して悪くない。石川自身も、「勝つためにゴルフをやっているというのはありますし、勝つチャンスがある時はものにするという気持ちが大事になる」と目指すべきものが優勝であることには変わりない。しかし、「手先で小細工するようなラウンドはしたくなし、それはスケールのゴルフじゃなくなる。自分のゴルフ、理想のゴルフを目指す中で優勝を目指したい」とあくまで、理想のゴルフと優勝の両立をテーマに最終日を戦っていく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>