W杯決勝トーナメント進出を逃し、退任表明したザッケローニ監督の後任は誰になるのか。一部スポーツ紙によれば、母国メキシコを率いて2度のW杯16強の実績を持つ、元メキシコ代表監督のアギレ氏(55)が有力との見方もあり、日本サッカー協会もすでに交渉を開始しているとのことだが、その裏ではこんな動きが起きているという。
 「アギレ氏を推しているのは、今ブラジルW杯を最後に技術委員長(代表監督選考の責任者)を退く原博実氏。首尾よくザックジャパンが決勝トーナメント進出を果たし、その実績を背景に次期監督選定を最後の仕事にする手はずだったのですが、状況が一変しているのです」(スポーツ紙記者)

 原氏に代わって発言力を増しているのは、新技術委員長就任が内定していた鹿島アントラーズ常務取締役強化部長の鈴木満氏。同氏が水面下で進めているのが、鹿島OBで元ブラジル代表、さらにACミランでも活躍し、インテル監督も務めたレオナルド氏(44)なのだ。
 「レオナルド氏は日本でもいまだに人気が高いが、これではいかにも鹿島色が強い人選となる。そこで鈴木氏は、内定していた技術委員長を37歳の宮本恒靖氏(元ガンバ大阪、元日本代表主将)に譲渡。同時にこれまで協会の反主流派だった元ガンバ大阪監督の釜本邦茂顧問を味方につけることで、レオナルド氏の担ぎ出しに全力投球しているのです」(専門誌記者)

 そのレオナルド氏は現在、フランスリーグの超人気クラブ『パリ・サンジェルマン』の復帰が囁かれており、新シーズンの開幕直前の日本代表監督就任は難しい。しかし日本サッカーには人一倍愛着があり、来春なら十分可能だという。
 「とりあえずは、鹿島OBで代表引退をチラつかせた内田篤人など、日本代表の欧州組をパリ・サンジェルマンに呼び寄せ、次のロシアW杯に備える。レオナルド氏を挟んで宮本、というのが、鈴木氏の描く今後の日本代表監督の青写真です」(スポーツ紙デスク)

 果たして、ドン底の日本代表を浮上させる監督は誰になるのか。