2日放送の「スーパーニュース アンカー」(関西テレビ)で、青山繁晴氏が安倍首相の日朝交渉の新方針を独自の調査で紹介した。

冒頭で青山氏は「たった今『裏』でどのような交渉をやっているのかという話をする」と切り出した。

青山氏は、日本人拉致問題という、いわば日朝のトップによる直接対決となる交渉に対し、安倍首相は今どんな考えを持っているのかを政府高官と議論をすることで知ったという。

その考えとは「小泉訪朝の『失敗』を繰り返さない」というものだと青山氏は語った。当時の官房副長官として同行していた安倍首相は責任を感じ、日本の歴代総理の中で初めて小泉訪朝を失敗だったと分析しているというのだ。そしてそれが日朝交渉の新方針だと説明した。

5人の拉致被害者が帰国を果たし、金正日総書記が国家の機関を使って誘拐したことを認めさせた小泉訪朝の何が「失敗」だったのか? 青山氏は次のように説明した。

「小泉さんの個性でもある一発回答、一発解決、大歓喜の声。そういうものを求めるタイプは、強いと言えば強いけれど、そこが弱さの裏腹になってですね、そういう焦りがあったから。北朝鮮は北朝鮮で小泉さんを通じてお金をほしいものだから、焦って乱暴な回答になった」ということだそうだ。

「乱暴な回答」とは、北朝鮮は工作活動になじめなかった5人を生存、内部に詳しい人間8人を死亡、2人は入境していないと発表してしまったことだと解説。

死亡診断書は全部同じ病院の同じ医師で判子まで同じ、しかもこの死亡診断書は2004年の日朝交渉で捏造を認めているものの、故・金正日総書記の責任下で行ったため、これを変えることもできず北朝鮮もがんじがらめに陥ったという。

安倍首相は小泉訪朝の反省点を踏まえ「歓喜・感動・歓声」は求めず、「一発解決」をあえて否定する方針に切り替えたのだと、青山氏は説明した。

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