このコラムが始まったのは平成8年5月。当時はまだ3連単の舟券はなく、あの時ピックアップした江戸川周年の加藤峻二が、いきなり2連単7890円の大穴をあけたのが懐かしい。以来18年、声援をいただいた諸兄に、まずは感謝の気持ちを伝えたい。

 さて、節目の今回の狙いは、7月1日【火】〜6日【日】に開催される「多摩川ヴィーナスシリーズ」宇野弥生である。彼女は福岡オールスターでも大活躍を見せたが、今年の航跡は計108走して1着37本、2着22本、2連対率54.6%、勝率6.81の高水準だ。その勝因は一にも二にも仕掛けの速さにあり、108走のうちトップスタートがなんと51本もあった。ほぼ半数がトップスタートだった。

 そして1着37本の中には高配当も多く、例えば5月3日の若松第12R、3コースから一気に鎌倉涼らをまくったレースは3連単2万1640円。6月14日浜名湖第5R、同じく3コースから平高奈菜らをまくり差したレースも3連単1万2190円をつけた。

 今度の多摩川は過去3年間に36走して勝率6.97を記録してきた得意水面。平均コンマ14の弾丸速攻を武器に、ここでも波乱の主役を演じるだろう。

 なお、宇野の次走は7月10日〜15日の「津ヴィーナスシリーズ」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周

◆アサヒ芸能7/1発売(7/10号)より