『進撃の巨人』作者、「連載開始二日前に連載中止 そんな信じられないことがおこりました」

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 大ヒット漫画『進撃の巨人』作者として知られる漫画家・諫山創さんが7月2日、アシスタントの“やまもとありさ”さんの連載が、開始2日前になって急きょ中止されたことをブログで報告し、その思いを綴っている。

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 ブログによると、やまもとさんの連載が決まったのは数か月前。その連絡があったのは『進撃の巨人』原稿作業中。連絡をうけたやまもとさんが、小さい声で「...連載決まりました」と報告した時には現場が一瞬華やぎ、やまもとさんが涙声でトーンを削る姿には、締め切り数時間前という状況でも、諫山さんもこみ上げるものを感じたという。

 詳細はやまもとさんのブログへということなので確認してみると、7月1日の投稿に詳しい経緯が書かれていた。
今回連載中止となったのは、青年漫画誌『月刊コミックゼノン』のWeb漫画サイト『ぜにょん』という媒体で、連載開始は6月29日を予定していたとのこと。ところがその2日前の6月27日という段階で、「連載ができなくなった」という連絡が急きょ編集部からあったそうだ。

 理由は、発売を行う徳間書店の担当者から「有害図書指定に当たる可能性がある」と指摘されたためとのこと。そして、「連載しても単行本が出せないものは連載させても意味が無い」として、中止決定がなされたそうだ。なお、やまもとさんは連載開始へ向け、「原稿5話分と、5枚のカラーと何話かネーム」を既に書きためていたという。

 やまもとさんは他にも、ブログでの報告が7月1日と遅れたことについて、「公開日が近づき楽しみにしていたところだったので、しばらく事実が飲込めず誰にも何も言えないままでした」と状況を説明。「たくさんのお祝いの言葉をいただいたのに、こんな形になってしまい恥ずかしく思います、すいませんでした」とファンや関係者に向け謝罪し、最後は「次はいい報告ができたらとおもいます、これからもがんばります」と前向きな言葉で結んでいる。

 この件について、諫山さんは「少なくとも掲載される漫画の内容は、数ヶ月前の連載会議で通されたもの」「数ヶ月収入のない状態で作品作りに賭けます」と、漫画家が連載に至るまでの状況を補足しつつ、「タダじゃ済まされることじゃありませんが タダで起きるべきでもないと思います」と強く非難。
さらに最後には「読みたいと、求めることが自由なら青少年ではない僕はやまもとさんのその漫画が読みたいです!」とコメントしている。

諫山創さんブログ|連載開始二日前に連載中止(7月2日)

参考・引用:
諫山創さんブログ|連載開始二日前に連載中止(7月2日)
やまもとありささんブログ|連載取り消しのおしらせ(7月1日)