恐怖「青鬼」実写映画化の苦労、CGディレクターが語る制作の裏側。

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フリーソフトとは思えぬクオリティの高さで、ニコニコ動画、YouTubeなどでは、関連動画が5,000万回視聴された超人気ゲーム「青鬼」。その実写化企画「青鬼」の7月5日公開に先立ち、青鬼が迫りくる恐怖シーンを描いた場面写真が解禁となった。また、本作でCGディレクターを務めた土井淳氏が、その舞台裏を語った。

Q:実写化で苦労したことは?
青鬼を実写化するに当たり、青鬼をどのようなキャラクターに落とし込むかということに苦労しました。

まず、ブルーベリーと言われるオリジナルの色合いをそのまま再現すると、実写には馴染まないので、いかにオリジナルのニュアンスを崩さずに“青”の色を表現するかというところに、試行錯誤を繰り返しました。

次に、オリジナルのデザインは、頭が大きく、目も大きい、そして身長も3メートル程あります。こんな奴から逃げられるのか、と思わせるような風貌をしています。それを映画用に、角度によってはカッコ良くも見え、不気味にも見える、そして可愛いらしさも備えたクリーチャーに仕上げました。

それから、ゲームでは触れると死んでしまうので、口を開けた時に見える歯はサメのように、一度咥えたら離さないように、幾重にも並んだ尖った歯にしています。オリジナルの目は黒一色ですが、1度見ただけで、恐怖をいだかせるように、獣の目のような歪な虹彩にしました。

Q:映画「青鬼」でこだわったポイントは?

青鬼の表情です。これが一番賛否両論を呼ぶ所だと思います。オリジナルでは、無表情で佇んでいる事が多いですが、映画では、猛烈に狂った感じで、ただひたすらに人を追いかけ、食い尽くす、そんな不気味で凶暴なキャラクターになるように、笑ったり雄叫びをあげたり、表情豊かに仕上げました。

Q:最後に一言

人によっては、怖くも感じるし、面白くも感じでもらえる、ジャパニーズホラーの殻を破った、キャラクターに仕上がったのかな、と思います。

☆「青鬼」ストーリー

新しいクラスになじむことができず、毎日を憂鬱に過ごしていた転校生のシュン。そんなシュンを杏奈は気にかけていた。2人は化け物が現われると噂される“ジェイルハウス”の前で同級生らと出会い、運命に引きずられるがまま、不気味な洋館へと足を踏み入れてしまう。

無人であるはずの屋敷内に響き渡る怪しげな物音。窓の向こう側からこちらを覗き込む血走った目玉。恐怖に駆られた高校生6人は、建物から逃げ出そうと玄関に向かうが、なぜか扉はびくとも動かない。

「ねえ、もしかして私たち、閉じ込められちゃったんじゃないの?」―脱出ルートを見つけようと躍起になる彼らに、この世のものとは思えぬ巨大な青い影が忍び寄る。