[練習試合]流経大柏出身の名古屋MF青木、U-19代表の攻撃の中心として躍動

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[7.1 練習試合 U-19日本代表候補 1-2 大宮 NACK]

 MF南野拓実不在の中、U-19日本代表候補の攻撃の中心となっていたのがMF青木亮太だった。昨年、流通経済大柏高(千葉)のエースとしてプレミアリーグチャンピオンシップ優勝に貢献し、今年から名古屋グランパスに所属している技巧派アタッカーが持ち味の攻撃力を発揮。主力組のひとりとして先発した1本目はその高いキープ力と、狭いスペースでのパス交換などで攻撃の中心となっていたが、味方選手の負傷によって、緊急出場した2本目にゴールも決めて好アピールに成功した。

 かつてU-16日本代表候補に名を連ね、昨春のU-18日本代表候補合宿にも呼ばれていた青木だが、これまでは代表チームのサッカーに合わせようとしすぎたことで、自分自身の良さも消してしまっていた。「ダメだなと感じていた。最初(U-18代表に)呼ばれたとき、みんなに合わせてばかりだった。気持ちの弱さがあった」と反省する。ただ今は違う。「自分中心にやりたいと思っている。自分からアクション出したいと思った」と“自分らしく”積極的にボールに絡み、プレッシャーの中でもボールを操るスキルの高さを随所に発揮。本人は最後の局面をドリブルで突破できなかったことを悔しがっていたが、守備時にタイミングよく相手ボールをつついて奪うセンスの高さも感じさせたほか、2本目の31分には左CKのこぼれ球をゴールへ押し込んでチーム唯一の得点を挙げた。

 まだまだ攻撃から守備への切り替えが遅く、置いていかれるシーンがある。またこの日は崩しの精度を欠いた部分もあった。ただ名古屋でパスの正確性を欠いていることを指摘され、「より次のプレーを考えてやっている」ことで連係面も向上させることができてきている。そしてドリブル、パスを上手く操り、周囲からボールも集まるなど、U-19代表の攻撃を引っ張っている感があった。鈴木政一監督が「ドリブルの特長を持っている。判断してやっていけば」と語る青木は、今後戻ってくる主力組たちとポジションを争うことになるはずだ。「主力が帰ってきたら、自分の立場がなくなってくるかもしれない。いない時にもっとアピールしなければいけない」と青木。まずは、あす2日まで行われる今回の合宿でより大きな信頼を勝ち取る。

[写真]2本目31分、U-19日本代表候補MF青木が右足で追撃ゴール

(取材・文 吉田太郎)