「ジョルジョ・デ・キリコ」展が汐留ミュージアムで開催 - 東京では10年ぶりの回顧展

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20世紀を代表するイタリア人画家ジョルジョ・デ・キリコの回顧展「ジョルジョ・デ・キリコ - 変遷と回帰」が、パナソニック汐留ミュージアムにて開催される。期間は2014年10月25日(土)から12月26日(金)までで、東京ではおよそ10年ぶりとなる。

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デ・キリコは70年に渡る画業の中で、「形而上絵画」や「シュルレアリスム」など、何度もそのスタイルを変えた画家として知られている。90年という長い生涯、彼は世界各地をさすらいながら母国イタリアを思い続けた。その人生は、新たな芸術への旅立ちと自らの形而上絵画への回帰を繰り返した彼の画業と重なるようだ。

本展覧会では、油彩を中心に水彩、素描、彫刻など、彼の各時代の代表作100点を通して、初期から最晩年までの各々の時代の魅力を垣間見ることができる。未亡人イザベッラによってパリ市立近代美術館に寄与されたデ・キリコの貴重な旧蔵品を中心に、およそ8割は日本初公開。また、ローマのデ・キリコ財団の全面的な協力の下、イタリアからも39点の作品が来日する。

絶えることのない創作意欲と、驚きと神秘に満ちた生気溢れるデ・キリコの絵画の世界を楽しめるまたとない機会。彼の70年に渡る創作の足取りをぜひ追体験してみて。

■ジョルジョ・デ・キリコ
1888年、イタリア人の両親のもとギリシャで生まれた。青年期を過ごしたミュンヘンでベックリンなどの幻想絵画とニーチェの思想に影響を受けた。1911年にパリに出て、写実的でありながら現実離れした神秘的雰囲気の作品を発表し、画壇にその名を知らしめた。彫像や建築物の陰が伸びる人気のない広場、そこに配されるマネキンや玩具など謎めいた空間と事物が生み出す彼独自の作品は、「形而上絵画」と称され、目に見える日常の裏側に潜む神秘や謎を表現しようとした。第一次世界大戦後、古典主義絵画への関心から突如その様式を大きく変え、伝統的な技法と題材で制作を続ける。しかし、晩年には再び初期の形而上絵画へと回帰。

【展覧会詳細】
ジョルジョ・デ・キリコ - 変遷と回帰
期間:2014年10月25日(土)〜12月26日(金)
開館時間:10:00〜18:00 (入館は17:30まで)
入館料:一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中学生・高校生 500円、小学生以下 無料 (※20名以上の団体は100円割引、障害者手帳提示および付添者1名まで入館無料)
場所:パナソニック汐留ミュージアム
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
TEL:03-5777-8600 (ハローダイヤル)