ECBのマイナス金利実施で ユーロ圏中長期債の妙味薄れる

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 ECB(欧州中央銀行)は6月5日、政策金利引き下げを決定したが、市場の最大の注目は銀行がECBに資金を預ける際の金利である預金ファシリティ金利や超過準備(銀行が必要積立額以上に保有している中央銀行への当座預金)付利金利のマイナス化に集まっている。

 本邦投資家にとっては、政策金利マイナス化によってLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)などの短期市場金利が大きく低下すれば、為替ヘッジコストやレポ(買い戻し条件付き債券取引)コスト低下につながるが、短期市場金利低下は限定的と予想される。

 LIBOR3カ月物の推移を振り返ると、ECBの主要政策金利であるリファイナンス金利に収斂する傾向がある。ここ数年に限りLIBORがリファイナンス金利を下回る事象が見られているが、いずれもユーロ圏金融システム内の過剰流動性が大幅に膨らんだ局面だ。

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