★アメスポ事件簿156★

 昨年オフ、ケビン・ガーネット(38歳)やポール・ピアース(36歳)とともにボストン・セルティックスからブルックリン・ネッツに移籍し、シーズン途中にサクラメント・キングスへトレードされたジェイソン・テリー(36歳)。ベテランになってもクラッチシューターとして重宝され、NBAの世界で15年間もプロ生活を続けている。

 1995年にアリゾナ大に入学したテリーは、チームをNCAAトーナメント優勝に導くなど全米屈指のガードとして活躍し、大学で4年間プレイ。しかし、単位が不足しており、卒業資格は得られていなかった。その後、1999年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスから1巡目全体10位で指名を受け、そのままNBA入り。結局、アリゾナ大を卒業する夢は果たせなかった。

 しかし、テリーはプロ入り後も、オフになれば大学のクラスを取って単位を集め続けた。そして今年、19年かけてついに卒業資格を得たのである。晴れの卒業式に参加したテリーは、「現役引退後はアリゾナ大のバスケコーチになりたい」と語っている。テリーの新たな夢の始まりだ。

三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi