遠藤「ここまで築き上げてきたチームをこんなに簡単に終わらせるわけにはいかない」

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 日本代表最多キャップ数146を誇るMF遠藤保仁(G大阪)は、過去にコロンビアと2度対戦している。最初の対戦はジーコジャパン時代の03年6月22日、コンフェデレーションズ杯(フランス・サンテティエンヌ)で、0-1で敗戦。2度目の対戦はオシムジャパン時代の07年6月5日、キリン杯(埼玉スタジアム)で0-0。1分1敗という成績だ。

「コロンビアは個人技があるという印象。今回のチームは前線に速い選手もいるし、中盤の司令塔タイプの選手(ハメス・ロドリゲス)はアクセントを加えられる選手。後ろの選手も固く、非常に良いチーム」と警戒心を見せる。

 とはいえ、「付け入る隙はたくさんある」というのが遠藤の見立てだ。特に目につくのはDFラインの裏のスペース。ただ、「過去のビデオを見る限りでは空いていることもあるけど、スカウティングどおりにいくか、明後日は分からない」とも言う。コロンビアはすでに決勝トーナメント進出が決定。GKを含めてメンバーを変更してくる可能性があるからだ。

 その中で大切なのは、試合中にいかに相手のウィークポイントを見つけるか。そして、そこをいかに突いていくかだという。

「コロンビア戦で勝てば上にいける可能性がある。まずは勝ち点3を取らないと上にいく権利も取れないが、ここまで築きあげてきたチームを、こんな簡単に終わらせるわけにはいかない。まだ冒険を続けたい。ここで勝って上にいければ、ものすごい力を発揮できると思っている」

 取材時間が終わりに近づくにつれ、遠藤の口調はいつになく熱くなっていた。3度目のW杯。このままでは終われない。

(取材・文 矢内由美子)