動画を見ると通販サイトでの購入率が1.81倍に!【海外調査】

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米国で通販サイトに掲載された動画が商品購入にどのような影響を与えるかを分析したレポート「E-Commerce Video Benchmarks Report Q2 & Q3 2013」が発表されました。

調査方法

2013年4月から9月までの半年間にinvodo社が制作した動画(ファッション、スポーツ、家電、美容品その他さまざまなジャンルの、100以上の小売業者が販促に利用)の利用状況を集計。

65%のユーザーが動画の8割を視聴

まずは同レポートで明らかになった、通販サイトユーザーの動画視聴状況を見てみましょう。

通販サイトに掲載されている動画を視聴するユーザーの割合(視聴率)は平均で12.1%。家電製品や家庭用品などのように、機能が多い商品や、商品間の比較が難しい商品に関しては、ユーザーが製品の詳細を知ろうとして動画を視聴するため、更に高い視聴率になる傾向があります。

一旦動画の視聴が開始されると、動画全体の8割まで視聴するユーザーが65%に上ることがわかりました。ただし、最後までしっかり見る人はほとんどいないようです。これは動画の最後になると、会社のロゴや他商品の宣伝など、商品とは関係のない情報が入っている動画が比較的多いことが指摘されています。

更に動画を視聴したユーザーは、視聴しなかったユーザーに比べ、購入率が1.81倍になることが明らかになりました。

動画付きの商品は5点満点中4.13点と高評価!

それだけ効果があるのなら、通販サイト側としてはぜひ動画を活用したいところですが、ユーザーは動画についてどう思っているのでしょうか。

購買後に購入者が付ける評価から、動画が掲載されている商品は高く評価されていることが分かりました。評価平均は5点満点中4.13点と高く、5点の商品が58%を占める結果となりました。

動画で商品の詳細を確認できることが、購買前後のギャップを埋める役割を果たし、ユーザーの満足に繋がっていると推測されています。それに加え、動画がインタラクティブな要素を備えるようになったこともまた満足度の向上の要因の一つであると言われています。

インタラクティブな動画が主流

ユーザーの満足度に貢献したと予想されている“インタラクティブな要素”とは、どんなものでしょうか。同レポートでは、通販サイトで利用されている動画の最新トレンドについても言及しています。

ただ見るだけだった動画から発展し、現在通販サイトで主流になっているのが、動画内にリンクやボタンを表示させて商品購入ページや、他の商品に遷移させるなど、動画の中で行動を喚起する仕様の動画です。

また、動画の用途も広がっています。個別の製品情報ページに載せるだけでなく、EメールDM、ブランドサイトのトップページ、SNS、リターゲティング広告などへも積極的に動画が使われるようになってきました。

サイズの大きい・高解像度の動画を見ると購入率は2倍に

高速回線とデバイスの普及によって、大きなプレーヤーサイズの高解像度な動画が視聴できるようになりました。プレーヤーサイズの大きい・高解像度な動画はユーザーにとっても魅力的なようで、ある通販サイトの事例では、小さいサイズと大きなサイズの動画を用意し、その違いを検証したところ、大きなサイズの動画の購入率が2倍になったという結果も出ているようです。

動画を通販サイトでの売上アップに繋げるには、サイズが大きく・高解像度で、なおかつインタラクティブな機能を備えた動画がポイントになりそうです。

[参考]

E-Commerce Video Benchmarks Report Q2 & Q3 2013
http://www.invodo.com/wp-content/uploads/2013/12/Invodo-Video-Benchmark-Report-2013-Q2-Q3.pdf