首位タイで最終日を迎える竹谷佳孝(撮影:福田文平)

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<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 3日目◇21日◇宍戸ヒルズカントリークラブ・西コース>
 茨城県にある宍戸ヒルズカントリークラブで開催中の国内男子メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」3日目。首位タイからスタートした竹谷佳孝はこの日4バーディ・1ボギーの“69”でラウンド。ジャン・ドンキュと並ぶ首位タイで最終日を迎えることとなった。
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 ツアー初の最終組で回る3日目の朝。竹谷は緊張した面持ちで会場入り「昨日は良く眠れました。緊張はしてるんですけど、そういうところは鈍いんですかね(笑)」と笑顔を見せた。ラウンド前の練習場では「日本プロ選手権」を制した手嶋多一と談笑「とにかくスコアボードは気にせず、自分らしく楽しく回ってこいと言われました」。
 「ドキドキが納まらなかった」とスタートした竹谷だが、1番でセカンドショットをピン手前3メートルにつけバーディ発進。これで緊張がほぐれるということはなかったが、「これで良しではなく、まだ17ホールある」と気持ちが引き締まった。そこから2つバーディを奪い、1つボギーを叩いたものの3バーディ・1ボギーとスコアを2つ伸ばしフロントナインを終える。
 後半の見せ場は12番。セカンドショットはピンまで7メートル残したが「強すぎたが、今週はパターが入ってくれているから味方してくれるだろう」と強気のパッティングでバーディを決め、渾身のガッツポーズ。その後はピンチもあったがパーを並べてホールアウト。首位タイをがっちりキープし最終日を迎えることができた。
 今大会の竹谷を支えているのが「パッティング」。今日は昨日ほどグリーンが速くなく「警戒しすぎて」ショートする場面もあったが、「昨日と感覚は一緒」とチャンスをものにしピンチを防ぐのに大いに貢献した。ホール攻略の組み立ての時点ですでに「パターが入るから」という逆算から成り立っているという。
 その竹谷と首位タイで並んでいるのが、同じく今日首位タイからスタートしスコアを3つ伸ばしたジャン・ドンキュ。竹谷いわくドンキュとは“腐れ縁”らしい。「ドンキュが日本にきてからQTやチャレンジツアーで一緒に戦ってきた仲。なぜかペアリングが一緒になるんですよ(笑)。今年も一緒に回ることが多いですし」。
 もちろんドンキュを嫌っているわけではなく、尊敬し好きだからこそ照れを含んだ“腐れ縁”という言葉。「日本来たときから上手いなと思っていました。この前優勝もしましたしね。一緒に回っていて選手としてやりやすいし、ゴルフだけじゃなく普段も紳士です」と認めている。
 それでも明日は負けるつもりは無い「今日も僕は緊張でいっぱいいっぱいなのに、彼は楽々ゴルフしていた。でも食らいついてやりますよ」と気合十分。ギャラリーの声援に照れながら応える34歳は、最大の武器「パッティング」で“腐れ縁”対決を制し最終ホールで歓喜のときを迎えることができるか。
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