川島「奇跡は信じない人のところには起きない」

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 コートジボワール戦(1-2)ではミスとも言えるプレーで2失点目を喫したが、ギリシャ戦(0-0)では後半15分のFWゲカスのヘディングシュートを止め、同18分にはMFコネの右クロスをキャッチするなど、ファインプレーでチームを鼓舞し、無失点に抑えたのが、GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)だ。南アフリカW杯からビッグプレーでチームを救い、仲間を勇気づけてきた守護神が、コロンビア戦で“奇跡”を起こすことを誓った。

「ギリシャ戦では勝ち点1しか取ることができなかったが、可能性がなくなったわけではない。W杯前に言っていた大きな目標に対して、自分たちを信じてここまでやってきた。厳しい状況でどこまでやれるかが試されている。奇跡は信じない人のところには起きない」

 コロンビア戦に向けての詳細なミーティングはまだだが、すでに2試合を終えていることでイメージや情報はある程度手元にある。

「チームとしてまとまっていて、特に攻撃に勢いがある。もちろん、守備もしっかりしているので、タイトなゲームになると思う。ギリシャ以上にカウンターの精度が高い」というのが川島の持つイメージだ。

 ギリシャ戦は「勝ちたい気持ちが大きかった分、同点に終わったときは悔しさを隠し切れなかったけど、でももう切り替わっている」と前を向いている。コートジボワール戦後と比べるとチーム全体の立ち直りは早い様子にも見える。

「僕たちに残された道は勝つことしかない。他の試合(コートジボワール対ギリシャ)の結果を変えるくらいの気持ちを持って戦う。死ぬ気でゴールを守っていく」

 川島の“原点”とも言える頼もしいどや顔があった。

(取材・文 矢内由美子)