岡崎「未熟だった。力不足だった」

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[6.19 ブラジルW杯C組 日本0-0ギリシャ ナタル]

 ギリシャの右SBトロシディスのクロスを封じ込めろとの指示を受け、左サイドハーフで先発したFW岡崎慎司(マインツ)は、初戦のコートジボワール戦に続いてシュートゼロ。チームにゴールをもたらすことができず、「未熟だった。大舞台で結果を出せないのは何か足りない部分があるのかなと思う。単純な力不足」と険しい表情を浮かべた。

 今季マインツで15得点を取り、ブンデスリーガ得点ランキング7位タイという数字と自信を胸にブラジル入りした。2010年南アフリカW杯で味わった悔しさを晴らすための舞台がブラジルだった。

 ギリシャに対しては「前回下がりすぎていたので、高い位置でプレーすること。個人的には自分の色を出そうとした」と言う。

「サコ(大迫勇也)と近い位置で2トップ気味にやろうとしていたし、自分がSBを引っ張ることでサイドが空くので、(長友)佑都がドリブルするスペースができる、そこを使うという狙いもあった」と、工夫もしていた。けれどもゴールは遠かった。

「真ん中から受けたり、裏を抜けるという動きは意識をしていた。自分がもらいにいくと相手が来るので、そこのスペースを他のだれかが使えばいいと思った。自分は受けるより抜けるほうが得意だから」と、献身的な動きもしたが、チーム全体もゴールが遠かった。

 自分らしさを出してチームに貢献するという狙いのうち、半分は出せたのかもしれないが、残り半分は及ばなかった。

「こういう舞台で決められる選手はすごい。決められなかったのは未熟だから」

 ネイマール、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アリエン・ロッベン、ロビン・ファン・ペルシー……。ビッグネームがことごとく点を取っている。コロンビア戦が岡崎の勝負の場ともなる。

(取材・文 矢内由美子)