再三の攻撃参加実らず…ギリシャの退場に内田「俺は嫌でした」

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[6.19 ブラジルW杯C組 日本0-0ギリシャ ナタル]

 再三の攻撃参加も実らなかった。後半に入ると、両サイドバックが高い位置を取り、猛攻を仕掛けた。DF内田篤人(シャルケ)も何度となく右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロスを供給。マイナスのパス、速いグラウンダーのクロス、ファーサイドへの山なりのクロス……。あの手この手を尽くしたが、ゴールをこじ開けられなかった。

 前半38分にギリシャが退場者を出した瞬間、嫌な予感が脳裏をよぎった。「俺は嫌でしたね。よくあるじゃないですか。相手が10人になって、やり方がハッキリして。それがギリシャのサッカーでもあるから」。もともと堅守速攻を身上とするギリシャは、10人になったことで割り切った。

「ゴール前を固めて守るのはギリシャの得意なプレー」。守備を固め、スペースを消し、カウンターやセットプレーから好機をうかがう。相手の術中にハマるように、0-0のまま時間だけが経過していった。

「何年も言われているけど、ゴール前じゃないですか? 点が入るときは入るし、入らないときは入らない」。押し込みながらもビッグチャンスは数える程度。何度クロスを上げようと、高さのあるギリシャ守備陣は難なく跳ね返す。決定力不足というよりも、攻撃のバリエーションが乏しかった。

(取材・文 西山紘平)