イカリソースのロゴマークに秘められた思い

写真拡大

 会社ロゴマークは企業と消費者をつなぐ接点であり、事業哲学と経営戦略が込められた看板だ。どのマークにも、経営者たちの熱い思いや知られざる物語が存在する。

 西日本で広く親しまれる「イカリソース」は国産第1号となった「錨印ソース」を1896年に発売した老舗。その名はなんと海難事故から生まれた。
 
 1895年、当時の創業者は乗り込んだ船が火災に遭い、救命袋を友人に譲って海に飛び込んだ。もうダメかと諦めかけていたところ、運よく救命ランチの錨綱につかまり、九死に一生を得たという。この経験から錨綱を命の恩人として、その感謝の気持ちから自社の商品にイカリマークをつけたのである。なお、現在はブルドックソースの子会社がブランドを継承している。

※週刊ポスト2014年6月27日号