先発もある!? 28歳誕生日の西川「ギリシャに勝つ夢を見た」

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 18日が28歳の誕生日だったGK西川周作(浦和)。初戦のコートジボワール戦で日本が黒星発進したということもあり、浦和のチームメイトであるDF槙野智章ら、日本から多くの激励メールが誕生日に合わせて届いた。

「槙野からはひと言『頑張れ』というメールだった。みんなで一つになって頑張って、というメールも来ている」と日本で見守る人々の心遣いに感謝した。

 ベンチ観戦となったコートジボワール戦では、自分たちの良さを出せずに敗れ、悔しさばかりを感じた。だからこそ、「1戦目みたいに自分たちの良さを出せずに終われば後悔になってしまう。あしたは皆で勝ちたいと思うし、楽しんでやりたい」と言葉に力を込める。

 一方、ピッチ内では縦パスにこだわるあまり、ボールが入った後に囲まれて奪われるシーンが多く見られたことを修正点として挙げる選手がいた。FW大久保嘉人(川崎F)は「はめられているのに縦パスを入れて取られていた。ギリシャ戦では相手が出て来ないなら無理に縦パスを入れる必要はない。GKも入れて、後ろで回す時間があってもいい」と、相手の守備ブロックに不用意に飛び込んでいくリスクを少なくし、できるだけボールを保持する時間を長くすべきと話した。

 焦れずに後ろで回すとすれば、そのやり方は西川にとってはお手の物。11人目のフィールドプレイヤーとなってビルドアップに参加するスタイルは所属の浦和で日ごろから取り組んでいることだ。高さの面ではGK川島永嗣よりやや劣るが、クロスへの飛び出しなど守備範囲は広い。また、フィードの正確性はW杯レベルでも見劣りしない。

 密かに吉兆を感じている。「2日前、ギリシャに勝っている夢を見た」と言うのだ。

「先発? どうでしょう。ただ、ベンチに入っている以上、可能性はゼロではないと思って準備している。みんなであしたは勝ちたい」。たとえベンチでも一丸となって戦う。その気持ちに変わりはない。

(取材・文 矢内由美子)