高さ勝負に挑む!酒井宏がギリシャ戦に意欲

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 ブンデスリーガでは1対1の空中戦の攻防でほぼ全勝していると胸を張るのがDF酒井宏樹(ハノーファー)だ。

 身長185cmと、ザックジャパンのフィールドプレイヤーではDF吉田麻也に次ぐ長身選手。コートジボワール戦のDF内田篤人のパフォーマンスは良かったが、平均身長が日本より6cm高い184cmのギリシャが相手となる第2戦で、アルベルト・ザッケローニ監督が酒井宏を右サイドバックの先発メンバーに指名する可能性は決して低くないだろう。

 もちろん、酒井宏自身も声がかかればいつでもいけるという万全の準備をしている。対峙すると思われるのは左サイドに入るFWゲオルギオス・サマラス(セルティック)。192cm長身選手だ。

「出番があれば(ブンデスで)自分がやっているものを出したい。相手は僕よりさらに10cmくらい高いので、僕が出ても勝てる保障はないけれど、普段やっていることを試し、力が分かるのがW杯。今はすごく楽しみ」。ギリシャ戦を翌日に控え、言葉にも表情にも意欲がみなぎっている。

 初戦のコートジボワール戦ではFW本田圭佑(ミラン)が先制点を決めるや否や、全員がベンチから飛び出して歓喜の輪をつくった。本田も全速力でその輪へ飛び込んだ。

「ゴールが入った途端にあんなに喜ぶなんて、親善試合とW杯は全然違うと思った。ベンチメンバーで90分間盛り上げようということはベンチのみんなで決めていたけど、あらかじめ飛び出そうということは決めていなかった。自然だった」

 初戦は敗れたが、ここで終わる日本ではないと信じている。「何が起こるか分からないのがW杯だけど、それでも勝ち進むのが義務だと思っている。いいサッカーをしても、結果がついてこなければそこまでになる」

 サイドバックに多様な人材をそろえているのもザックジャパンの特長だ。酒井宏に出場機会は訪れるか。

(取材・文 矢内由美子)