映画「スイートプールサイド」初日舞台挨拶より

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6月14日、映画『スイートプールサイド』初日舞台挨拶が行われ、須賀健太・荒井萌・松居大悟監督・原作者の押見修造さんが登壇した。

「惡の華」の人気漫画家・押見修造さんによる初期の傑作コミックを、「アフロ田中」「自分の事ばかりで情けなくなるよ」の松居大悟監督がメガホンをとり、思春期特有の「毛」の悩みを描いた今年最大の問題作『スイートプールサイド』。

毛が生えてこないことに悩む高校一年生、ツルツルの主人公・太田年彦役を演じられた須賀健太さんは、「1年くらい前に撮影をして、ずっと公開されるのを今か今かと待っていたんですけど、いざ公開初日がきてみるとちょっとさみしい気分で今この場にいます。4歳からこの世界にいさせていただいているんですけど、その中でも一番のというか、かなり変わった作品になっていると思います。でも本当にいい作品に巡り合えたなと、松居監督をはじめスタッフのみなさんに感謝してここから先はみなさんにこの映画を広めていただくことがこの作品の成功だと思うので、ぜひそこにお力をお貸しいただけたらなと思います」と挨拶。

太田の同級生で彼に密かな恋心を抱く坂下麻衣役の荒井萌さんは「夏にピッタリな青春映画になっていると思います。私もすごいドキドキしてるんですけど、舞台裏で監督も須賀くんもウロチョロしてて、ドキドキしてて。私にも今緊張がうつってきてすごいドキドキしてるんですけど、みなさんに楽しんでいただけたらいいなと思います」とコメント。

撮影について、須賀健太さんは「実際に監督に言われて全身の毛を剃りまして。見えないところもすべて、髪の毛以外は。今日も気合い入れてきたんで剃ってきました。昨日風呂場で1年ぶりに剃ったんですけど、だいぶ時間がかかりました。でもカミソリ負けはしなかったんでよかったなと思ってます」この日も水泳部の役柄に合わせてゴーグル&海パンで登場しており、ツルツル姿を披露していた。

須賀健太さんと荒井萌さんは実際に高校の同級生。荒井萌さんは「最初恥ずかしかったんですよね、キスをせがむところとか。でも現場に入ったら、意外と顔をすごい近づけちゃって。『いいんじゃないそんな感じで』と松居監督に言っていただけたんです。(須賀さんの)素の部分しか逆に知らなかったんで、お仕事してるお互いの姿を見たことがなかったので、ちょっと照れ臭かったです。でもすごいやりやすかったですね。いい意味であんまり気を遣わずにできたので」と同級生ならではのエピソードを語った。

映画では、須賀健太さんが、刈谷友衣子さん演じる水泳部の毛深い女子・後藤綾子の毛を剃るシーンがあるが、須賀健太さんは「緊張しました、やっぱり。傷つけちゃいけないなっていうのがあったし、作品の中でも太田くんが思ってることだったし、なるべく優しくというか」とコメント。

また、『スイートプールサイド』は、カナダのモントリオールで7月から開催されるファンタジア国際映画祭と、韓国・富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭にて上映されることが決定したことも発表。先月、ミラノで行われた「WA! Japan Film Festival」(旧・フィレンツェ日本映画祭)に続いて3か国での上映へ。

最後に、須賀健太さんが「もっとたくさんの方に見ていただけるように、僕たち願っています。いい映画というか新しい映画ができたと、僕自身、自信を持って僕の代表作だといえる作品ができたので、ぜひお友達、家族、誘ってもう一度見に来ていただいたり、周りの方に広めていただいたらうれしいです」と締めくくった。

映画『スイートプールサイド』は、新宿ピカデリー他 全国上映中!

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