シェア生活、実態を聞きました「メリット:安い、風邪安心」「デメリット:自分のペースで使えない、気を遣う」

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ルームシェアやシェアハウスなど、他人との共同生活が注目されています。そこで、「シェア生活の実態とイメージ」について、読者の皆さんにアンケート調査で聞きました。

■家賃の節約。人がいる安心感

まずは、16人(4.4%)の経験者に、シェア生活について聞きました。

メリットについて、

「風邪をひいたときに、薬を買ってきてもらえる。一人だと食べきれない食材でも、二人ならあっという間に食べられる。平日休みの友達と一緒に住んでいたので、プライベートも確保できた」(31歳/女性)
「家賃、光熱費、ネット代が安い。それに、家に人がいるというのは安心できてよい」(24歳/女性)
「イギリスのステイ先がハウスシェアだった。いろいろな国の生の情報を知ることができて貴重な体験だった」(29歳/男性)
「電化製品などをすべて買い揃える必要がないところがメリット」(30歳/女性)
「一人で住むには家賃が高いので、経済的には助かりました」(47歳/男性)

と、金銭面や安心感が大きいようです。

■自分のペースが保てない。冷蔵庫に気を遣う。

次に、デメリットを聞きました。

「台所、トイレ、洗面所、お風呂などの共有スペースを自分のペースで使えない」(24歳/女性)
「家事の分担がどうしてもかたよること。生活時間もずれているので、お互いに気を遣わないとならないこと」(28歳/女性)
「プライバシーを保てない」(22歳/女性)
「自分勝手にはできないので、気を遣うこともあった。特に冷蔵庫」(47歳/男性)
ルームシェアをしていたのはアメリカ生活のとき。学生アパートはだいたいルームシェアかハウスシェアで、ほかの選択肢(し)は考えられなかった。デメリットは共用ダイニングキッチンで食事しているときに、同居人に食べている姿を見られるのが気恥ずかしいこと」(44歳/男性)

気を遣うことでの疲弊が感じ取れます。

■不便を我慢しても経済的メリットや出会いの場を活かしたい

350人(95.6%)の未経験者のうち、「シェア生活をしたいと思う」(58人・16.6%)と答えた人の意見もご紹介しましょう。

「興味はある。家賃の節約にもなるし、寮みたいで楽しそう」(27歳/女性)
「家賃や生活費が抑えられるなら、多少の不便を我慢して、チャレンジするのもいいかも」(33歳/女性)
「他人とどう接すればいいか分からないので、シェア生活を体験してみたい」(28歳/女性)
「いろいろな出会いがありそう」(32歳/女性)
「刺激になって面白そう」(29歳/女性)
「気が合う人となら楽しそう」(36歳/女性)
「仲良くなれそうだから、ちょっとしてみたい」(25歳/男性)
と、経済面でのメリットと、刺激や出会いを求める声が目立ちます。

条件付きでのシェア生活への憧れも挙げられました。

「しっかりとプライベートが確保できて、ゴミ出しや掃除などのルールがきっちり決められるのであればしてみたい。もめごとは避けたいので」(26歳/女性)

「同世代が多くて、あまり干渉されない環境ならしてみたい」(31歳/女性)

「したくない」派(292人、83.4%)は、対人関係やプライベートを重視する声が圧倒的でした。

「絶対に許せない部分が見えてきそうだから」(29歳/男性)
「一人が気楽だから」(25歳/女性)
「いくらプライベートが確保されていたとしても、気を遣わなければならないシーンは絶対あるはず」(26歳/男性)
「深夜勤務もあり、勤務時間がまちまちなので」(25歳/女性)
「一人の時間がほしい」(29歳/女性)
「彼氏や家族を招きにくいから」(32歳/女性)

シェア生活未経験者が抱くイメージと実態は、大きくは離れていないようです。良質なシェアライフを実践するためには、この現実を理解しているかどうかがポイントとなりそうです。

調査期間:2014/5/15〜2014/5/19
有効回答数 366件(ウェブログイン式)
マイナビウーマン調べ

(海野愛子/ユンブル)