西の若手ジャニーズが集結、『忍ジャニ参上』はビジネス映画である
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

『アナと雪の女王』が快進撃を続けています。

そもそも、“雪の女王”とか“白雪姫”といったプリンセスは欧米の鉄板人気キャラ。いつ料理して出しても、まずまずの評判は得られる安定のコンテンツといえましょう。

では、わが国にはそうしたラッキーアイコンは存在しないのか!?

 いますとも!

 それは、“忍者”!

 くしくも、現在『忍ジャニ参上!未来への戦い』なる忍者映画が全国で公開されています。

 出演は関ジャニ∞の弟分にあたるジャニーズWESTのメンバー(重岡大毅、小瀧望、神山智洋、桐山照史、中間淳太)と関西ジャニーズJr.(平野紫耀、向井康二、永瀬廉、大西流星)、ジャニーズJr.(森本慎太郎、京本大我)の面々。

 特にジャニーズWESTは、今年4月に『ええじゃないか』でCDデビューを果たしたばかりの、イキのいい若手グループです。

◆ジャニーズと忍者の相性のよさは異常

 もともと“忍者”というグループがあったり、『忍たま乱太郎』の主題歌『勇気100%』を光GENJIら歴代のジャニが歌っていたり、香取慎吾(SMAP)が『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』に主演したりと、ジャニーズと忍者の相性のよさは異常。そこへもってきての『忍ジャニ参上!』です。

「……って言われても、私ジャニヲタじゃないし興味ないわ」とかいってスマホを閉じようとしたあなた、まぁ待って!

 そろそろ上半期も中盤にさしかかり、中だるみした仕事に喝を入れねばならんのはわかります。だからこその『忍ジャニ』! これって実はビジネスムービーでもあるのです。

◆リストラされた忍者たちが起死回生を狙う

 いつか下されるであろう命に備え、懸命に技を磨く忍者の一団。しかし、永らく泰平の世が続き、活躍の場を無くした彼らは事実上のリストラを食らってしまう。このまま朽ちてはたまらんので、自ら猛アピールを試みる忍者たちだが……

 と、いうのが事のあらまし。

 同様のことは、現代の職場でもよくあります。

 新企画の実現を目指すもいつの間にか部署が統合されて企画自体がうやむやになるとか、社運をかけたプロジェクトのため引き抜かれたのに肝心のプロジェクトが頓挫して行き場がなくなるとか、開催が予定されていたイベントに突如ストップがかかるとか……。

 しかも小規模なマーケットを奪い合うライバルやズルいクライアントも登場したりして、“働く”って本当にキリキリします。

 身内にしても最初っからみんな結束が固いわけではなく、本作を見るにつけモチベーション維持の難しさやチームをまとめる指導力の大切さなどを考えさせられます。

 とはいえ!

 若く魅力的な男子たちが忍者装束という非日常のいでたちで思うままアクションを見せてくれるのは、女子として問答無用に胸が高鳴るもの。個性豊かな忍者たちを眺めながら、「私のボディガードにするなら、フウト(小瀧望)がいいな」とかいって勝手な脳内人事を下してみるのもまた一興。

 それでなくとも鬱陶しい梅雨の季節。爽快なジャニ映画を観て、かしこくストレス解消したいものです。

●忍ジャニ参上! 未来への戦い
http://ninjani.jp/
『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』に続く、関西ジャニーズ映画第二弾。フレッシュな関西ジャニーズ勢はもちろんのこと、京本政樹、若林豪ら脇を固めるナイスミドルの熱演も見もの!

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>

【みきーる】
編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。ふだんは『週刊アスキー』などパソコン誌や女性誌、ウェブサイトで編集・執筆。著作に『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『ジャニヲタ談話室!』など(イラストはいずれも二平瑞樹)。ジャニヲタ歴は、約20年。KinKi Kidsの担当に始まり、現在はグループを問わず応援する“事務所担”。mixiコミュニティ“ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru