今年はムーミンの原作者トーベ・ヤンソン生誕100周年の記念すべき年です。母国フィンランドに限らず、世界中でブーム再燃中。日本でも全国各地で様々なイベントやコラボ企画が数多く開催されています。また最近ではこうしたイベントだけでなく、"ムーミンカフェ"や"ムーミンショップ"まで登場し、いずれも人気を博しています。

 ムーミンが愛される理由のひとつは物語の奥深さ。可愛くてちょっと個性的なキャラクター達が家族や友達と日々の暮らしを楽しみながら一人の時間も大切にする。そんな、当たり前でリアルな人間味を感じさせてくれる世界観に、子供から大人まで魅了されているのではないでしょうか。そして、その魅力はムーミン誕生から70年近く経った今も尚、色あせる事はありません。

 そんなムーミンを育んだフィンランド、さらにスウェーデンやノルウェーなど北欧の文化が今、日本でひそかなブームになっているのをご存知ですか? 本屋でも北欧関連の雑貨を紹介した本や雑誌が、棚にたくさん並んでいるので、思わず手にしてページをめくったことのある人も多いのでは。

 そもそも北欧ブームは随分前からジワジワと来ていましたが、より多くの日本人に受け入れられるようになったのは、やはりスウェーデン発祥の家具販売店「IKEA」が日本に上陸したことが大きいのではないでしょうか。元々、北欧雑貨は「マリメッコ」や「イッタラ」「アラビア」等北欧で歴史あるブランドが女性の間で人気が高かったのですが、これらは高価格帯のものが多く、気軽に手に取れるような物ではありませんでした。そんな中で、低価格帯の商品を扱うIKEAの登場。日本の潜在的な北欧雑貨ファンを一気に取り込みんだのは言うまでもありません。加えて、IKEAがオープンした2006年には、北欧フィンランドの首都ヘルシンキを舞台にした映画「かもめ食堂」が上映され、北欧に対する関心が一気に加速したこともありました。

 また、2012年7月、大阪にオープンした"北欧激安雑貨店"「Flying Tiger Copenhagen (フライングタイガーコペンハーゲン)」では、予想を大幅に超える来客数により、オープン3日目で供給が間に合わなくなり臨時休業に追い込まれるほどの大人気ぶり。翌年10月には東京の表参道に2号店をオープンさせ、今でも開店前は長蛇の列が出来ています。

 今やIKEA以外にも、多くの北欧発の雑貨、インテリア、クラフトが日本で受け入れられています。デザインの良さはもちろんのこと、ナチュラルな素材を多用している点、どこか職人さんの手作業を感じさせる温もりある製品が多いことも日本人の感覚とマッチしたのではないでしょうか。
 
 本書『ムーミンと暮らす北欧くつろぎ時間』は北欧の温もりを感じられるムーミングッズを300点以上掲載しています。可愛いだけでなく生活に上手く溶け込み、ムーミンに囲まれた生活で北欧気分に浸れるグッズの数々。また、ムーミンの歴史やショップ情報、更にはトーベ・ヤンソンとムーミン切手にまつわるコアな話まで、ムーミンファンなら必ず持っていたい1冊です。


【関連リンク】
ムーミン公式サイト
https://www.moomin.co.jp/ja



『ムーミンと暮らす北欧くつろぎ時間 (NEKO MOOK)』
 著者:
 出版社:ネコ・パブリッシング
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