便器の中にコブラ!  体長1メートル  消防が捕獲/台湾

写真拡大

(嘉義 8日 中央社)嘉義県新港郷の民家で7日、この家の人がトイレに入ったところ便器の中にヘビがいるのを見つけ、消防に通報する騒ぎがあった。駆けつけた消防隊は1時間にわたる悪戦苦闘の末、体長約1メートルのコブラを捕獲した。住民にけがはなかった。

トイレに黒い物体があるのを見つけたのは、この家に住む女の子。知らせを聞いて様子を見に来た祖父は当初、ニシキヘビかと思ったという。見えていたのは尻尾の部分だけで、頭と体は下水管の奥にあったため自分で取り除くことができず、消防に通報した。

消防が調べたところ、その形状からヘビは猛毒を持つコブラだということがわかった。尻尾をつかんで引き抜こうとしたが、ヘビは必死に抵抗。水を流したり、お酢を流したりしたが効果はなく、約1時間後に熱湯を流し込んでようやく捕獲した。

新港消防分隊の陳欽明分隊長は、夏はヘビの活動が活発になる時期で、比較的涼しいトイレや浴室に入り込むことがあるとして、もし見つけた場合は速やかに消防に通報してほしいと呼びかけている。

(黄国芳/編集:齊藤啓介)