サッカー解説者のセルジオ越後氏

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日本時間7日、米国フロリダ州タンパでは日本代表対ザンビア代表による国際親善試合が行われた。

W杯ブラジル大会前最後の一戦は、前半からザンビアに2失点を許す苦しい展開に。それでも本田圭佑の2得点、香川真司、大久保嘉人にもゴールが生まれ、4-3で接戦をものにしたが、仮想コートジボワールとなるアフリカ勢の前に一抹の不安を感じる内容となった。

するとテレビ朝日では、試合中継直後より「2014 FIFA ワ―ルドカップ 開幕直前ブラジルガイド!」が放送され、サッカー解説者・セルジオ越後氏&中山雅史氏がこの一戦を振り返った。

「ドラマチックだね」と切り出したセルジオ氏は、「負けたかなと思ったら追いついて逆転して、また追いつかれて。非常にスリルがある試合だった。いいところも反省するところも一杯あったというのが率直な印象」と所感を述べた。

すると現地から中継で登場した中山氏は「失点シーンは問題あると思いますけど」と前置きした上で「アフリカの身体能力でったり、スピード、球際、間合いを体感できたことは大きかった」と評価。「気持ちの中では分かってた。コートジボワールも球際強いだろう。間合いが難しいだろうと思ってたんですけど、思ってるだけでなくここで体験できた」とポジティブに捉えた。

また日本の課題については「前半ですよね」とキプロス戦に続く前半の失点を挙げた中山氏。「相手は組織でしつこくすごくいい守備をしていたんですけど、それを崩す上でどういう動きをしていかなければいけないのか。ボールを持っている人間について、色んな人が関わっていかなければならない。パス出したところに何人かのフォローが必要なんですよ。そこのフォローに出たら、ボール保持者に対して色んなところにパスコースを作る。そこにまたフォローを呼ぶ。これを連続してやらないとああいう組織だったチームは崩しきれない」と具体的に語った。

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