ドライビングディスタンスでも上位に来ている小袋(撮影:岩本芳弘)

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<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2日目◇6日◇ゴールデンバレーゴルフ倶楽部(7,233ヤード・パー72)>
 カラオケに行けばみんなにリクエストされる“コブクロ”の曲を歌い上げ、焼肉を食べれば空気を読んでホルモンの“コブクロ”を注文する。だけど、“そっち”じゃない。3オーバーの51位タイから出たルーキーの小袋秀人が6バーディ・1ボギーの“67”で鮮やかなチャージ。5つスコアを伸ばしトータル2アンダーの10位タイに浮上を果たした。
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 会心のラウンドのスタートは1番パー5のセカンドショット。残り約230ヤードを3アイアンで打ったボールは「いきなり今日イチくらいのショットで3メートルについた」。イーグルパットは惜しくも外したものの、きっちりバーディとすると「気持ちよく振れたので今日は行けると思った」と波に乗った。
 4番バーディのあと、6番では約20メートルのパットがど真ん中から決まってさらに勢いは増幅。さらに1つスコアを伸ばした13番ではバンカーからバンカーを渡り歩いてボギーとしたものの、「今日は風もなかったので、ピンをデッドに狙っていけた」と持ち前の飛距離で攻めのゴルフを貫き、16番、最終18番とバーディを奪ってホールアウトした。
 小袋は昨年のプロテストでトップ合格を果たし、プロゴルファーに転向。183センチの恵まれた体格から放たれるドライバーショットは300ヤードを超える大型プレイヤーだ。2012年にはアマ最高タイトルの日本アマを制覇するなど実績も申し分ない。だが、余りあるポテンシャルが、ここまでそれほど大きな注目を集めてこなかったのには理由がある。
 1991年生まれの23歳。同級生には15歳でアマチュア優勝を果たした石川遼、そして史上4人目の米ツアー覇者となった松山英樹がいる「あの世代です」。松山とは同じナショナルチームにいたが、一足飛びにスターダムに駆け上がった2人に比べるとちょっぴり存在感が薄かったことは否めない。小袋自身も「僕はああいう風にポンポン行くタイプではないから」と現状では遅れをとっていることは認めている。
 だけど、同級生に偉大な存在がいることは決してマイナスではない。「彼らにできることは僕にもできる。その内抜くと思っているので、焦らずやっていけばいつかは同じ舞台に立てる」と気持ちで負けるどころか、闘志をかきたてる存在として2人を見据えている。“同じ舞台”はもちろん米国PGAツアー。その野望の1歩目が、2人が持っていない“日本タイトル”なら言うことはない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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