<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 初日◇5日◇ゴールデンバレーゴルフ倶楽部(7,233ヤード・パー72)>
 コースの難易度を示す指標であるコースレート77.4を誇るモンスターコースで、遅咲きのルーキーが輝いた。田村尚之。松山英樹らと共にナショナルチームにも名前を連ね、2007年の日本アマ準優勝などトップアマとして活躍してきた49歳。昨年日本プロゴルフ協会のプロテストを受験し、見事一発通過で50歳になる今年プロルーキーイヤーを迎えた。
「日本プロゴルフ選手権大会」初日の結果はリーダーボードでチェック!
 プロとしてのデビュー戦は4月の「東建ホームメイトカップ」。予選落ちに終わったものの、その直前に行われた国内シニアツアー予選会をトップタイで通過し、今大会の出場権も2度に渡る予選会を通過して勝ち取るなど、20年以上にわたってアマゴルフ界のトップに立ち続けた男は随所にその勝負強さを見せている。この日も強風と時折降る雨に苦しむ選手が多く出る中、5つのバーディを奪って首位と4打差の12位タイスタートを決めてみせた。
 会心のラウンドを終えて報道陣の前に「ルーキーなんでお手柔らかにお願いします」と白髪交じりの頭をかいて現れた姿はプロ1年生そのもの。それでも、「プロテストに合格して、シニアの予選会もトップタイで通って、日本プロに出られるなんて」とここまでは短いながらプロとしてのキャリアを順調に積み重ねている。
 実は現在もサラリーマンとプロゴルファーを掛け持ちする“兼業”プロ。「平日は作業着を着て会社に行っていますよ」。会社では“統括部長”の肩書もついていて責任もある立場。当初は年間10試合程度のシニアツアーを有給などを駆使しながら転戦できればと考えていた。しかし、日本プロ予選会の通過を受けて最近は地方オープンなどから出場依頼が舞い込むようになった。「シニアツアーだけ考えていたけど…」ちょっぴり業務に支障をきたしそうなのも、今はうれしい悲鳴だ。
 「イップスとかの“病気”はない」とゴルフでの悩みはないものの、体には重病も抱えた。昨年11月に、東北楽天ゴールデンイーグルスの星野仙一監督らも発症している難病指定の黄色靱帯骨化症の手術。幸い症状は初期だったことから、2月には練習を再開しゴルフをプレーできるまでに回復したが、切った手術跡がうずくこともある。
 それでも、大舞台での好発進に「これで2、3割は(予選通過の)可能性が出てきたかな」としわをたくさん作って笑ったオールドルーキー。自己流で極めてきたスイングは個性的だが「“ウチはかけうどんしかない”という感じのうどん屋みたいなもの。でも不器用にやってきたことが強みになっているのかも」。プロ日本一決定戦でも、その熟練の味が損なわれることはなさそうだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

【関連記事】
前年王者・金亨成の“ハンパない”スケジュール
【舩越園子コラム】松山英樹、ビッグな男の初優勝
毎週更新!人気プロの厳選フォトを一挙公開
美人ゴルファーが通算100名以上!「美ゴ女」
気になるギアの情報はギアナビでチェック!